ボクは予備校生の時によく痴漢に間違えられた。

痴漢顔なのか?

顔がそうでも、それでもボクもやってない。

ハイヒールのとがった方で思い切りふまれ

降りるときに罵声を浴び(そのあとの車内はきまずいさあ)

本当にどうしてくれようと思った。

混雑する電車だと両手を高くあげておかないと危ないのだ。

と学んだ。

痴漢えん罪が面白いと思う人はたくさんいるんだろうが

ここまでの映画にするまで、その信念を貫くのが凄い。

知らないことだらけで、裁判ハウツーみたいで、楽しかった。

変な音楽とかであおるわけでもなく、淡々としてるくせに

ちゃんと気持ちがギュッと苦しくなる。

すげえなあ。腕前。シンプルなものほど、出ちゃうんだよなあ。

腕前。

裁判官とか検察官とか警官とかが、ワンパターンではなく

「いるいる」という癖の出し方。感嘆。

またカップルがグッと街に出てる。バレンタイン近いからだ。

気にしてないが、ちゃんと盛り続けるように

社会ってできてるのねえ。人間はいつでも繁殖期なんだなあ。

それでもボクはやってない