31歳ガン漂流
32歳ガン漂流エヴォリューション
33歳ガン漂流ラスト・イグジット

★★★★★
読み物として、文章として、楽しめるかと言われれば
そこは、なんだか、正直浅くてうまくなくて悲しくはなるけれど。
死ぬという過程までも、サンプリングの材料として
オレはガンとやっていくという覚悟を読んだときに
止まらずに3巻読み切った。
書き手がサンプリングを意識しながら
この世のすべては引用から成り立つみたいな悲しい覚悟は
妙に心に刺さった。
人の死を悲しむだけではなく、意味のあるものにしようという行為そのものが
実は何よりも悲しくて、そこを間違いなく売り物にしている本。
でも、強い。
割り切っているから。
それでいいと、決めてしまっているから。