TOEICのスコアアップを目指しているけれど

イマイチ「問題の意図」の意味がわからない

何を聞こうとしている問題なのかわからない

そういうことはありませんか?

 

TOEICは特殊な試験です。

「問題の意図」を明確に意識しないと

いつまで経ってもスコアが上がらない

ということになりがちです。

 

この記事ではTOEICスコアアップに必須の

「問題の意図」の考え方をお伝えします。

 

 


 

 

TOEIC=ビジネスイングリッシュではない

 

TOEICと聞くと「ビジネスイングリッシュ」

とイメージする人が多いようです。

 

TOEFL, IELTSが留学や学業での基準になり

TOEICが就職や転職などに使用されるというイメージでしょうか。

 

確かにTOEICは「ビジネス」で使われるような

語彙や文章が出てきます。

 

例えば

・商品のリコール(不具合の通知)

のような「ビジネス」色が強い話題が出てきたりします。

 

しかし、TOEICはビジネス専門用語ばかりというわけではありません。

「国際コミュニケーション英語能力テスト」という名前が示す通り

試験自体の本来の目的は

英語で」「コミュニケーションが」円滑に行えるか

という能力を測るものです。

 

例えば日本語で会話しているときに

「結構です」

という意味がわかるかどうか。

これはかなり重要なポイントですよね。

 

断っている意味なのかどうか

文脈で判断しなくてはなりません。

 

英語でも同じような理解ができるかどうか

「円滑なコミュニケーション」が取れるかどうか

TOEICではそのような英語力が重要視されています。

 

 

 

「間接的な描写」「暗示」に注意

 

以下の表はリスニングパートの「問題の意図」を示す

Abilities Measured(通称:アビメ)の一覧です。

 

TOEICでは「そのまま情報を聞き取れるか」という

「直球的」な内容理解を問う問題の他に

 

「直接的には言っていないがそう理解できる」

間接的な応答」の理解が重要視されています。

 

 

例えば

Aさん「NYから担当者が来るのはいつだっけ」

Bさん「Mikeが知ってる」

 

日本語にするとこのような文章が出てきます。

英検であれば

「いつ?」と聞かれたら「〇〇です」と答えになりますが

TOEICではこのような応答の流れを理解することが

求められているというわけです。

 

 

このような「直球でない応答」に違和感を感じる場合、

あるいは

自分の「アビメ」を見てL1, L5が足りていない場合には

 

このような

「直球でない=推測が必要な問題」

だけを特に集中して対策することが必要です。

 

腑に落ちない場合にも

その部分のやりとりをよく繰り返して音読して復習し

「しっかりと理解できるレベル」まで落とし込むことが重要です。

 

 

英語で違和感なくコミュニケーションができる

それがTOEICの目指すところです。

「直球の質問なのか」

「推測が必要な質問なのか」

区別して英語力を磨いていきましょう。

 

 

峯岸靖子 (みねぎしやすこ)英語×脳科学でTOEICスコアup!英語ライフコーチ峯岸靖子公式メルマガ - リザスト (reservestock.jp)