わたしを呼ぶ男の人は
半分スタッフのような立場で

サポートしている人だった
もともとは 奥さんに連れてこられて

何年か前に講座を受講していたという


ある日は ワークショップ会場で

ネイルアートをやっていた
ただただ みんな楽しかったらいいね!

というかんじで
お金をとるわけではなく

遊んでるようにわきあいあいとしていた


何やってるんだろうとのぞいていると
《ひかるちゃんもやってみる?》

と、声をかけてくれた

《わたしの爪はダメージを受けやすいんだ

どうしようかな》
と断ろうとしたら

《全部の爪にしなくても 1本とか2本でも
できるんだよー》

といってくれて

それなら!と、やってもらうことにした

おまかせしていたら

お花の上にいる赤毛の天使

をかいてくれた

細かい絵を細い筆で

一生懸命かいてくれていたので

とても心地いい空間だった

 

わたしが自分で自分を扱うよりも

とても丁寧にかわいがってもらっている

気がした


となりで

同じようにネイルアートしている人がきいた

《おまえ何かいてんの?》
そうすると 彼が

《天使だよ ほら あの花の上にいる子》というと

その男の人は意外そうな顔をして

《ふーん》といった


あとでわかったが

彼はわたしに出会う前

これから出会うことになる

魂の片割れのビジョンがあって

インドの預言者のような人にも

そういわれていたとか

 

その頃に

その天使の絵ばかり描いていたという


そのときは

そんなことは知らなかったけれど

とても居心地がよく

あまりに気持ちよくて

とろけてしまった

 

 

右手の親指に

お花のうえの赤毛の天使

左手の親指に

セーラー服を着ている

赤毛の天使

 


話していると

彼は2つ年下で

誕生日が1週間違いということがわかった

《じゃあ○○くんはわたしの弟だね》

と何気なしに口からでていたが



その時には他にも

おもしろいことがいろいろあった

音楽にあわせて 

自由に動いてみるという時間には

彼がわたしの前にいて

一緒に踊っていたら

いきなり雷がおちたように 

ずどーんと イッた感覚があった


まさに!というか

実際のSEXより快感があって

ひるんでしまった 

あれはなんだったんだろう

 

(今となっては エネルギー交流だと思うが

そのときは全くわからなかった)

 

なんだか

はずかしい気持ちもあって

誰にも言えなかった


寝転んでやる呼吸法のとき

途中で疲れて寝てしまっていたら

アメリカ人の講師に起こされて

第2チャクラのあたりを触れながら

《ここに出ていかないエネルギーがあるんだけど

なんだと思う?心あたりは何かないかな?》と聞かれた


ふと 前の月に受けた 

退行催眠のことを思いだした
現在の父親にレイプされて

殺された過去世の話をした


《そうか、つらかったね

でもね 今世のお父さんはそんなことはしなかったよね?

心の問題でうまくいかないことはあっても あなたを飢え

させることなく こうして育ててくれたよね》

と言われたことで ほんとにそうだと思った

 

ほっとしたのか

またすーっと寝てしまった


あまりに盛りだくさんで

興奮しすぎて何日か

眠れなかったほどだった



その同じ時期に

会場にいた女の子が退行催眠をやるというので

やってもらうことにしたら


わたしを呼ぶ男の子との過去世がでてきた
わたしとその子は姉弟だったが 愛し合っていた

弟は口数が少なくて 引っ込み思案だったのを

姉のわたしがいつも面倒をみていた


ふたりの関係に気がついた母親が

(彼女はなんと今のわたしの母親だった!)

わたしを嫁がせようとした


ふたりで逃げたけれど 

どうすることもできずに

高い崖から飛び降り自殺をした


そのときに 

生まれ変わっても一緒になろうと

約束をしたときに 弟が私の足の付け根に

キスマークをつけて 《これが印だよ》と言い

《ぼくは同じ目をしてるからわかるよね?》

と言っていた

そのビジョンからかえってきたときには

涙でぐしょぐしょだった 

ほんとに切なかった


わたしがそのワークショップに行く2か月ほど前

パーソナルカラーセラピーを受けたら 

わたしには茶系のヘアカラーよりも赤系が合う

というのを聞いてから とにかく赤くしたくてしたくて

しょうがなかった

それに 足の付け根に赤むらさき色のこぶし大の

あざのようなものがでてきていた 

 

そのセッションの数日後

電車のなかで その続きがでてきた 

崖から飛び降りてわたしは亡くなったけれど

弟は奇跡的に生き残り 足は使えなくなったけれど

姉の絵を描き続けていたというものだった

ある時 ある店で

赤毛の女性の人のポストカードをみつけた
《あ!これ!! わたし?》
弟だった彼が描いた絵だ

さっそく
ツインレイくんにみせた
わたしは そのこと何にも言ってなかったのに
《これ 覚えてる 僕が描いたやつでしょ》といった


うっそー!

大きな磁石に鉄のものが

引き寄せられるように集まってきて

人生の幕があけた!

という実感があった

心から楽しかった♪


いままで楽しいこともいっぱいあった

しあわせだと思ってきていた
あれはなんだったのか

 

例えていうなら 

以前がまるで平面の映画をみていたとしたら

いつのまにか3D映画のなかにはいりこんだ

とでもいうような違いだった

 

まったく違う世界にいた