小学生が英検の勉強をする際、リスニングで大きな失敗をすることがあります。

子どもが「リスニングわかった!」というような感想を言っている場合、点数を見て「なぜ??」と思ってしまうこともるかもしれません。

「わかった」といえば言うほど、点数との落差に頭を抱えてしまう親御さんも多いものです。

 

 

今回は小学生が英検の勉強をする際のリスニングを注意点について整理していきます。

 

小学生 英検 リスニング

 

通常は小学生はリスニングは得意な傾向

 

小学生は多くの場合リスニングが得意なことが多く、幼い頃から英語を学んだ人はいわゆる「英語耳」が養われています。

 

大人になればなるほど「文字から読み取る情報」を脳が処理する方に力が使われていきますが、子どもはまだ「耳からの情報」を吸収する力が強いためです。

 

大きくなれば聞こえた音を「スペルではどういう風に書くのか」など考えてしまいますが、子どもであればあるほど、感覚的に意味をとらえがちです。

 

リーディング、リスニングを比べた場合、大部分の小学生は「リスニングの方が得意」で、その点数に引っ張り上げてもらって合格につながることが多いです。

 

 

小学生の英検リスニングの勉強注意点

 

小学生の中にはリスニングの点数が伸びない子がいます。

 

その場合は、まず「聞こえた文章を自分で言ってもらう」方式で勉強していってみましょう。

 

書かせてしまう方もいらっしゃいますが、「聞こえたものを書く」のはもっと高度なテクニックを必要とすることですので、「聞こえたものをそのまま口に出す」方式が良いです。

 

聞こえたものを口に出す

もう一度英語で文章を言ってみる

日本語でかんたんに言ってみる

 

 

そうすると各問題の最後の「質問」の部分で全く違うことを日本語で言ってしまう子がいます。

 

例えば

Why did she go shopping with her mother? 

なぜ彼女はお母さんと買い物に行ったのですか?)

 

のような質問なのに、「どこに行ったの?」のような変換をしてしまう場合です。

 

これは子ども(特に小学生低学年)はその前の文章(状況の説明)のところでイメージを膨らませすぎてしまい、最後の肝心の質問の部分で集中が切れてしまい、自分の興味のあるような質問に勝手に変換してしまったりするからです。

 

これを続けてしまうと、子どもは「わかっていたのに!」と思って改善がなされない結果になってしまいますので、とにかく練習の段階では

 

英文を聞く

聞こえたものを繰り返す(繰り返す)

日本語でも簡単に言ってみる(その際、逐語訳は必要なし)

 

で基礎を確認していくようにしてみましょう。