「ぬぬぬパナパナのぬぬ」

沖縄八重山地方の方言で、ぬぬぬ→布の、パナパナ→端々、ぬぬ→布のこと。
糸を紡ぎ染め織りあげる作家さんと、そのぬぬ(布)を纏う人のハシとハシをつなぎたいという主宰者の浦令子さんの想いが込められています。

 

例年東京展は大都会のど真ん中とは思えないほどの豊かな緑の中の邸宅で、布をみるのにこれ以上ないような自然光につつまれた環境。そして、つくり手による作品解説やぬぬパナを着てみよう、そして着る立場、着付ける立場、仕立てる立場の井戸端会議など、充実した会が開催されていました。ですが、残念ながら今年はありません。

 

東京展でのあの素晴らしい環境は、主宰の浦さんが庭師を手配し、つくり手だけでなく、浦さんの友人の方々や心意気に賛同するもののボランティアによって成立っていたもの。食器から何から引っ越しのように持っていき膨大な手間隙をかけて一年がかりで準備をし行なっていたのです。それもこれも、すべて主宰者である浦さんのお力があってこそできたものなのです。

 

浦さんの病気療養により、今年は難しい、ということで、うめだ阪急での大阪展のみの開催となりました。それだけでなく、しばらく休会となります。少なくても来年はお休みです。

 

浦さんだけでなく、ぬぬパナメンバーや井戸端会議メンバーの思い入れもあり、再開を期してのお休みではありますが、今年の大阪展は貴重な会となりますので、ぜひ、手仕事でつくられたぬぬに会いに足をお運びください。そして、たっぷりとぬぬを味わってくださいませ〜♪

 

会期:2017年5月24日(水)〜29日(月)
会場:大阪・阪急百貨店うめだ本店 9Fアートステージ
時間:10〜20時(金・土は21時まで。最終日は18時まで)
入場無料


ーーーキモノ文化講座(1)「半衿攻略法」ーーー
和裁士が美しく簡単な半衿の付け方を手ほどきいたします。
ついつい面倒で、気が重くなりがちな半衿へのハードルを下げましょう!

 

日時:5月26日(金)10:15〜12:00
会場:阪急うめだ本店 10階 特別室C
講師:松下妙子、須賀凌子
料金:2,160円
定員:先着20名
*ご用意いただくもの:長襦袢または半襦袢、半衿、裁縫道具

ーーーキモノ文化講座(2)「キモノ井戸端会議 vol.5」ーーー
「絹の着心地はどこから?織りの着物」

日本各地にある様々な織物。その着心地の違いはどこからくるのでしょう。今さらだけど絹の勉強。講座では実際に、結城紬、大島紬、本塩沢、黄八丈、上田紬、牛首紬など、産地のキモノを触って検証していただきます。

 

日時:5月26日(金)14:00〜15:30
会場:阪急うめだ本店 10階 特別室C
講師:朝香沙都子、松下妙子、西岡万紀、須賀凌子
料金:1,080円
定員:先着30名

ーーーキモノ文化講座(3)「キモノ井戸端会議 vol.6」ーーー
「絹の着心地はどこから?染めの着物」
染めの加飾方法も色々。型染め、手描き、絞りなど。技法と文様、その用途について勉強しましょう。

 

日時:5月27日(土)14:00〜15:30
会場:阪急うめだ本店 10階 特別室C
講師:朝香沙都子、松下妙子、西岡万紀、須賀凌子
料金:1,080円
定員:先着30名


ーーー〈お申し込み方法〉ーーー
【お申込受付開始日】5月10日(水)10時より登録受付開始
【お申込受付終了日】イベント前日17時にて受付終了
【お申込先】ご希望の講座のURLからお申し込みください。

 

「半衿攻略法」お申し込み先URL
http://hhinfo.jp/entry/honten/event/detail/nn20170526

「キモノ井戸端会議vol.5」お申し込み先URL
http://hhinfo.jp/entry/honten/event/detail/n20170526

 

「キモノ井戸端会議vol.6」お申し込み先URL
http://hhinfo.jp/entry/honten/event/detail/n20170527

 

※または、〈阪急うめだ本店ホームページ〉→〈コトコトステージ〉→
→〈イベント/コトコトステージお申し込みはこちら〉
からお申し込みいただけます。
 

パンフレットをみていただければわかりますが、こういった一つ一つに、浦さんのこだわりがみえます。私がぬぬパナなら協力したい!と思ったのは、パンフレットがオシャレであるということも理由のひとつ。

 

キモノ井戸端会議での「今さらながら絹の勉強」というのは、着物を知っているようで、じつはみえていない、素材、そして模様づけの技法について、改めて考えましょうということ。ぬぬパナは芭蕉や苧麻、和棉、羊毛など様々な素材を扱っていますが、今回は絹に絞りました。

 

着心地はどこから?では、繭、真綿、紬糸、生糸、撚糸、壁糸、駒糸なども用意し、実際に、糸と着物を照らし合わせて検証したり、模様づけの技法やそれによって着ていく場面なども考えたいと思います。TPOにあうかあわないかというのも、着心地の一つ。

 

皆さまにお会いできますことを楽しみにいたしております♪

 

*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆

 

 Facebookページに「いいね!」をくださる皆さまありがとうございます。

相互交流までの余裕がなく心苦しく思いますが、励みになっております。
皆さまの寛容さと染織に対する好奇心が私の原動力です♡

 

「きものカンタービレ♪」のFacebookページ矢印