【セルフイメージ】
~自分らしさは、
自分が決めている~
僕たちの人生には、リアルで、確かで、間違いのないものなんてひとつも存在しません。
ある出来事が起こると脳がその出来事を編集加工し、データ化しますが、そのデータのことを、僕たちは便宜上「人生」とか「経験」と呼んでいます。
それだけのことです。
同窓会に行き、同級生たちと何年ぶりかに会って昔話に花が咲きます。
「あいつ、おまえのこと好きだったんだよ」
「マジで!あの時言って欲しかったよ……俺、嫌われてると思ってたよ」
「おまえの前だと恥ずかしくて、目も合わせられなかったんだよ」
このように、過去のデータには間違って認識されている点がたくさんあります。
そんな過去を参考にして、未来を決めるというのはなんて危ういことでしょうか。
とんでもなく古いカーナビを頼りに知らない道を運転しているようなものです。

それでも私たちは過去にとらわれています。
これまでに「うまくいったこと」 「まあまあだったこと」 「ダメだったこと」といった過去の影響を常に受けています。
今、あなたの目の前はには無数の選択肢があります。
そして自分の好きな未来を自由に選ぶことができます。
ところが、過去「ダメだったこと」はすでに選択肢から外されています。
ある年齢に達したころから、“外し続けてきた”からです。
例えば、
子供のころ合唱で、音楽の先生に音痴だと笑われた。
母親からは「つらかったら、口パクにしておきなさい」と言われた。
カラオケに行って、下手過ぎて上司に笑われた。
この人は二度と、人生の中で“人前で歌うこと”を選択しません。
いくつかミスを重ねてきたから、パスをする。
反対に、かつて“うまくいったこと”に対する信頼をますます強めます。
つまり“過去の最適化”をしているのです。
私は大体この程度だな。
あの人ほど素晴らしくはない。
でもあの人よりマシだ。
こんなふうに、自分のことを限定しているもの。
心の一番奥底で、
自分は自分のことをどう思っているのか?
自分は自分にどういう評価を与えているのか?
過去に縛られながら、自分のことをどんどん限定していった。
自分はこれ以上でも、これ以下でもない。
この幅こそが、自分なんだ。
それを『セルフイメージ』と言います。