子供の頃に、緑ガメという小さなカメを飼ったことは無いだろうか?縁日の「カメすくい」のカメであるが、緑ガメというのは体色が緑だから、そう呼ばれている通称であって、正確にはコロンビアアカミミガメとチズガメの子供だ。体色の緑色は、成長すると黒くなってしまう。日本の在来種ではなく海外産のカメさんだ。
在来種としては、イシガメとクサガメ(元々は外来種)が知られている。イシガメの子供はゼニガメと言い、年配の方ならば子供の頃に見た記憶もあろうかと思う。一方クサガメは、草色をしているからでもなく、草を食べるからでもなく、「臭い」からクサガメというのだ。独特の臭腺による臭気を持っていて、本当に臭い。甕の中にこのカメを3匹くらい入れておくと、近くに肥溜めが有るのかと疑いたくなるほどだ。
昨今、ペットショップでよく見かけるようになった、マタマタというカメは、原産地アマゾンの現地語で、直訳すると「肌」のことだが、意味としては「どこが何だか解らない」という意味である。要するに、何処がお手手で何処が頭だかわからんルックスなのだ。どんなカメだか見てみたくなった方は、必ずカタカナで「マタマタ」とググッて見て欲しい。

四神相応の四神は、東の青龍、西の白虎、南の朱雀、北の玄武だが、この玄武はカメの胴体にヘビが巻きついたものだ。古代中国に源を発する思想だが、この四神思想が発生した漢代には、カメには雄がおらず、ヘビを雄として繁殖すると思われていたことによる。「説文解字」にも、「天地の性広肩は雄無し、亀鼈の類は它(へび)を以って雄と為す」とある。何でそんな発想になったのか、よく解らないが・・・。実際の亀には、ちゃんと雄がいるし、甲羅とほぼ同じ長さの、長大な陽根を持っている。
なんでこんな事を書こうと思ったのかわからなくなったので、カメの話はこの辺にしておく。