み
某アニメのEDだった、とても美しい曲
真っ暗な部屋に廊下から差し込む伸びた光
机の上の キャンドル 甘いヴァニラの香り
窓の外のわずかな雨音
頭で反響する好きな声優の低く響く声
冷たい足 手に落ちた蝋、空っぽなあたし
何故だか 今 泣きたいくらいに幸福だ
足りないものと言えば赤いネイルと、チョコレイトくらい
などと言えばまた、あいつにネガティブだと言われるのだろう
あたしはネガティブから産まれたような女だもの
独りが好きよ
孤独を慣らせば後は親友のようなもの
いつもあたしの中に居て、いつもあたしと共に行動をして、あたしと共に死んでいく
唯一無二の存在で、無くてはならないものよ
コレは あたしを裏切らない
コレだけ、は あたしを見捨てない
あたしには コレしか居ないから
なんて 笑える話ね
クレイズィでイカれた女の戯れ言とでも取りましょうか
あたしは そんなヤワじゃない と願わずにはいられない