あれから一年がたった。平成二十六年三月。

一人暮らしも慣れた明人は今日も福岡市の南区から頑張って会社に出勤していた。

広告の企画やフリーペーパーの作成などやる姿は活き活きとしていた。そして、明人の漫画はフリーペーパーで連載されている。

専属の編集兼漫画家になっていたのだ。

本当に、親衛隊もできており、彼らで義弘や真太を遠出してまで助けに行くこともあった。

本来仕事を辞めたらその仕事場の私物は返さなくちゃいけないけど、義弘たちを助けにいくこともあるからという理由で特別に返却しなくてよくなっていた。

もちろん、ハート・クリーンやセツナとのつながりも大切にしており、一日一日をさらに大切にするようになっていた。

ダンス活動に福祉活動、清掃活動もやっていることが楽しく感じた明人だった。

そう。ハート・クリーンやセツナが変えてくれたんじゃない。この二つに出会ったのは一つのきっかけだ。自分がこの二つに出会ったことをきっかけに変わったのだ。

そして仕事帰りの休日前夜のある日の夜。ソラリアステージの大画面前で待ち合わせする明人。そして明人を呼ぶ声がする。

「明人!お疲れ!」

「お疲れ!華耶!」

「聞いた?愛さん、あれから臨床心理士になるため必死で勉強して、試験に合格して念願の臨床心理士になるやんか。愛さん、同時に小説の作家をひっそりやっていて、自伝を書いてそれを本にするそうよ!」

「マジで?すげえ愛ちゃん!華耶はどうなの?」

「私?私は気ままに仕事で働いて気ままに暮らしてるほうが性に合ってるわ」

「そっか!じゃあ今日はどこ行く?」

「とりあえず、イムズにあるあのカフェ連れてって!明人が教えてくれたとこ、めっちゃ料理美味しかったし、それ真似て作ってみたいし!」

「あそこ美味しいやろ?すっかりあの店にはまっちゃったね。太ったら自己責任だぞー?」

「もー、そんなこと言わんでよー」

誰が見てもハッピーと思えるくらいのカップルだった。明人は華耶と付き合い始めた。そして手をつないで街中を歩く二人は、まだ見ぬ未来へ歩いているような感じがした。

頑張れ、二人とも!幸せの電子音をたくさん奏でられる最高のパートナーを目指して!

~完~