12月もクリスマスの週の頭に入り、ピークの中でも一番の山場を迎えていた祐介の職場。
その前日は休みで月に1回のボランティアに参加し、宏や弘毅、香奈枝の3人をはじめ、いろんな人と大いに話し、休みを満喫していた。
その分モチベーションが上がっていた。
なんとかその結果1週間やり過ごした祐介。
職場の社員の1人からこう言われる。
「ごうちゃん。この騒ぎも年末だけなんで、この年末一緒に乗り越えようや!!そのな・・・・・・まぁ、年末恒例のお祭り騒ぎということで許してな。」
まさにお祭り騒ぎもいいとこだ。
「何なんだ、このすごい発注量は・・・・・・」
と言わざるを得なかった。
クリスマスを終えて、もう年の瀬に近づいたころ、フェードノートを通して輝義が祐介にメッセージを送ってくる。
その輝義のメッセージが、周囲で起こっている事態を知るきっかけになった。
「ごうちん!!お前、酷いこと書かれてる。その前に聞きたいことがあるんやけどいい??」
「なに??」
「お前、竹内小夜子って知ってる??」
「ああ、知ってる。前職の同僚の1人だったから。」
「お前、なんか書き込まなかった??」
「え??あいつに対してなにも書いてないけど。」
「やっぱりそうか、この騒ぎは、誰かの策略だな。」
「策略??おい、何だよそれって!!」
「本当は見せたほうが早いけど、お前も知ってるだろうから言う。俺が最初見せた掲示板で、小夜子ちゃんの友達や同僚などになりすましてフェードノートに登録して小夜子ちゃんにごうちんに会うように強要するメッセージを何人かが送りつけたようなんだ。」
「は??なんで??なんでそんな!!」
「その結果。なりすましの犯人は自作自演、つまりごうちん。お前が犯人扱いされているんだ。しかもその小夜子ちゃんもごうちんを犯人だと言ってるとか。」
「・・・・・・!!」
祐介は衝撃を受けた。嘘から生まれた祐介に対するネット上での疑惑。
その疑惑が・・・・・・
祐介の頭を真っ白にさせてしまった。
(16)に続く。
