「クリーン・クリーン」の土曜日の活動日の後は、飲み会だった。


その飲み会で、これまでの傷を癒していた延彦は、ここでまた新しい友人ができ、うれしく感じた。


また、いろんな人といろんな話をし、ただしが・・・


「牧さん、今日はオールナイトで遊びましょうよ!!」


と言ってくれるので、家族に了承を得た上で天神でただしとオールナイトで遊ぶことが決まった。


その日の飲み会は、「クリーン・クリーン」のボスと呼ばれている方の誕生日が近いとの事で誕生会もかねて行われていた。


そのため、夜遅くまで大騒ぎ。


気がつけばもう深夜を回っていた。


大団円を迎えた頃はあと3時間ほどで朝だった。


そんな延彦とただしは、2人でカラオケに行こうとすると・・・・・・


「まっきー、俺たちも混ぜてよー!!」


と、同じ参加者でかつ、団体のコア・メンバーの数人が一緒にカラオケ行きたいと言って来たのだった。


最近延彦は、「クリーン・クリーン」の間では「まっきー」という名前が浸透しつつあったのだった。


その名前をつけてくれたのは、石川博樹。洋平や譲二はもちろん、延彦やただしとも毎週「クリーン・クリーン」の活動で楽しく話してるコア・メンバーだった。


そんなこんなで翌日昼過ぎまでカラオケで盛り上がった後はそれぞれの帰路につき、延彦はカフェタイムを楽しんだ後家に帰ったが・・・・・・


その夜、家族とけんかをしてしまうのだった。


P社の件があって、どうしようかと考えていた親は、就職支援センターを通して知り合ったハローワークの職員を介して、職業訓練をさせようとしていたのだった。


しかし延彦は「嫌だ!!」とその要望を断った。


当然だ。就職支援センターの人間も信用できなくなり、当然ハローワークの人間も信用できないと確信していた延彦は、自力で就職活動をやると決めていた。


病院の医師も、自分の保身ばかりで何もしてくれなかった。


そんな酷い扱いが延彦を動かす原動力になっていた。


しかしそんなアクションを家族が拒む。


泣きながら、母親が職業訓練を受けてくれと要望して、父親も同調し、延彦を説得しようとする。


もう、我慢の限界になった延彦は・・・・・・


「うぁああああああ!!!」


発狂し、持っていた催涙スプレーをとっさに父親に噴射し、母親には暴力を振るったのだった。


そんなこんなで頭が真っ白になった延彦が落ち着いた頃には、家を出ていて、金品関係や好きなゲームなどを持ち出していた。


家にあった食べ物も少し持ってきていて、小型のテントも持ってきていた延彦は、一晩久留米の公園で野宿した。


家族からの連絡もあったが、着信拒否をした。


家族も強引過ぎて信用性を失ってしまっていた。


延彦はしばらく、野宿をしながら、就職活動をしようと決意したのだった。


(17)に続く。


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