3月になった。
秀夫と共に薬院のビジネスビルにある会社、C社で研修を行うこととなり、その初日だ。
人材派遣会社P社の職員からの説明を受けた延彦と秀夫は早速研修の最高責任者に、
「よろしくお願いします!!」
とあいさつをし、早速研修が始まったのだ。
研修の最高責任者から研修でお世話になる場所を案内してもらい、そして担当の社員を紹介してもらった。
大柄な体型が印象的なこの社員は大崎さんといい、前職は保父さんをやっていた経歴があったそうだ。
そして、その大崎から商品となる機械の梱包業務を習った。
この作業だけで初日は1日を終えた。
結構体力のいる業務だったと感じた延彦は早速秀夫と意気投合し、連絡先を交換するのだった。
シフトは最初の1週間だけ土日休みで、後は自由に組むことが出来た。
翌日の研修2日目では、もう1人の業務スタッフ竹内と、大崎の上司の園田という女性の社員。
さらには経理担当の玉置という女性の社員を紹介され、早速竹内とその部下2人からC社でやっているサービスの説明が行われた。
延彦も秀夫も頭がパンク寸前だった。
午後からは取り扱ってる機械のデータ入れ業務やデータカードの挿入業務などを教えてもらい、悪戦苦闘しながらも何とかやりこなした2人だった。
そんなこんなで何とか研修1週目を終えた2人は、お互いの好きなように休日を過ごすのだった。
そして連休1日目の土曜日。
譲二が告知をしていた博多警察署と提携しての博多駅、その周辺の一斉清掃イベントの当日になった。
その日は博多駅がリニューアルされて始めての土曜日で、商業施設も増えて魅力満載になっていてお客さんも多かった。
時間ギリギリで集合場所に来た延彦は早速ただしと合流。
しかし、チームはただしとは別のチームで、延彦は博多駅の近所の専門学校に通っている学生がリーダーを務めるチームに入った。
話してみるとそれが面白くて、すぐに意気投合したのだった。
そんな楽しい時間もすぐに終わったが、清掃活動終了後は懇親会が行われ、1次会のみの参加で帰ろうと思っていた延彦だったがいろんな人と話すにつれ、楽しくなった延彦は帰る時間も忘れるくらい話し、飲み明かした。
本当に1次会で帰ろうとした延彦だったが・・・・・・
「2次会は天神でやりまーす!!」
という話で盛り上がり・・・・・・
さらには、一緒に参加していたただしから、
「牧さんも2次会参加しましょうよ!!」
と誘われ、断れなくなり・・・・・・
「帰れなくなっても、僕が今夜は一晩泊めます!!」
とまで言われ、親に連絡を入れた延彦はすんなり親から了承をもらい、2次会に参加することになった。場所は中洲の居酒屋になった。
2次会でもいろんな人と大いに楽しく話し、時間も忘れるくらい盛り上がった。
そんなこんなで、大団円をむかえ、本当に延彦はただしの家で一泊することになったのだった。
(12)に続く。
