9月末、最終報告会。


スタッフともインターン生とも議員さんとも会うのが最後の日。


最後の日だから悔いの残らないものにしてやろうと思った涼人。


この日までに仲良くなった人とももう今日が最後。そんな日だった。


最後のインターンシップの感想。


それが最大の不満を浴びせてしまうことになることを涼人は知らなかった。


そして軽々規定のインターンの時間を達成し、認定証をもらい・・・


発表会も優秀賞で表彰されて、まさかここまでやるとはと達成感に浸っていた。


難なく報告会自体は終わったものの、明美がついにキレた。


「それはないんじゃない??私は正しいことをしただけなのになんで??自分ばっかり注目されて、その割には皆から嫌われてるくせに、小学生じみたこと陰でしてるくせにふざけないで!!」


明らかに個人的な恨み、妬みもこもっていた。


そして最後の一言・・・


「いい加減にしてよ。」


その一言の後、明美は去っていったが・・・


(ふざけんな!!明らかに恨みだろ!!)


そう思いながらも動悸や吐き気、涙が止まらなかった涼人。


そしてついに我慢の限界が来てしまった涼人。


「うぁああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!」


発狂した。その発狂はスタッフ、幸一、幸恵、剛毅らインターン生たちも聞いていた。涼人は人知れずいなくなっていて・・・


最後に記念撮影があったものの・・・


(こんな姿を見せたくないし、俺がいてもみんなしらけるだけで株を落とす。)


そう判断し撮影に参加しなかったどころか、1人で愛宕まで逃げた。


そして会場の藤崎の会館では・・・


「涼人がいない!!探してもどこにもいないんだ!!」


スタッフ、インターン生に衝撃が走った。


(あたしら、やりすぎたのかな。)


(あいつが悪い。)


などといろんな思いが飛び交う中、涼人を探すことになった。


愛宕に逃げていた涼人は某所でコーヒーをすすっていた。涙を流しながら。


そこを剛毅と担当のスタッフが見つけたのだった。


(もう、逃げられないな・・・電話もいっぱい入ってたし・・・)


観念した涼人。


しかし理由を話すと、剛毅たちは・・・


「それは渋井さんが悪いし酷い。あの場でそういうことを言うのはいけないし、思ってても言うのは不適切だった。それに気づいてやれなかった私もごめんなさい。いくらそんなこと思ってても言ってはいけない。神崎くんは頑張ってたしちゃんとインターンもやってたし表彰された。それだけでもすごいと思うし誇らしいことだと思う。だから立ち直って。」


「幹雄も言いよったけどお前はすごい。めっちゃ勉強も出来るし、真面目やし。そんなお前がみんな好きだって言ってたぜ??だから自身もて。」


「そうそう、見ててもお前は頑張ってたじゃないか。」


居場所を見つけたのか幸一と幸恵、別のスタッフの3人もやってきた。明美を連れてきて。


そして明らかに納得いかないという表情をしていたがしぶしぶ謝罪したという感じだった。


(こいつ、反省してないな。)


そう思いながらも悔しいけど我慢して、形だけでも仲直りして、そして天神に戻り最後の飲み会をやって、大団円を迎えた。形だけは。


(37・後編に続く・・・)


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