大学に入って初めての夏休みはあっという間だった。
涼人は予定通り、総合図書館で本を何冊か借りて読書と勉強。
受験勉強に明け暮れていた、涼人と知り合った女子高生たちともたまに話すなどしていい夏休みを自分なりに過ごしていた。
ただバイトだけはしないと決めてはいたけれども。
その後は天神周辺を散策し、駅前の喫茶店で一服したあと久留米に戻ってゲーセンで音ゲーをする。そんな日々を過ごしていた。
そして毎日のようにこういうことをブログに書いてまとめたり・・・
無料のゲームをパソコンでプレイしてたりした。
そんなこんなで9月に入って、試験の結果が返ってきて・・・
まぁ、最初だったから大学側も甘く評価したんだろうけど、単位を1個も落とさずクリアした。
そこでたまたま明日香と会う。
「試験どうやった??」
という涼人の問いかけに・・・
「何とか落とさずに取れたよー。神崎くんは??」
「俺も単位落とさなかったからよかったよ。」
こんな感じで試験の結果の話をメインに話したりしていた。
真司とも試験の話で明日香に会う前に盛り上がっていた。そこで1人また新しく友人が出来る。
「英語、一緒やったよね??」
声をかけたのは加藤裕輔。真司とは授業で友人になった関係だった。
その関係で涼人とも仲良くなった。そして、新しい友人も出来たところでまた楽しみも増えて・・・
夏休みもあっという間に終わって大学の後期が始まった。
後期になると、早くもサボったり、もう大学自体来なかったりするような人もいっぱい。
それでも授業は大事だった涼人は、出席し続けた。
時間が合えば、夜遅くまで輝明や浩樹、亮平らと輝明のルームメイトや優輝と輝明の部屋でゲームをしたり、アニメ見たりと、いつも盛り上がっていた。
時間が合わない日でも涼人は1人で総合図書館で勉強や読書。知り合いの女子高生たちと話すなどして楽しんだ。
そんな日々だった。そして時間が進み、過ごしやすくなってきた11月のある日、大学のゼミでこんな話が持ち上がる。
4月に行ったハウステンボスの研修。その研修の運営委員を決めなきゃいけないという話だったのだ。
その後、弘樹や浩樹、輝明たちの推薦や勧めもあって、何と涼人が来年度のハウステンボス研修の運営委員の仕事をすることになったのだ。
なぜ抜擢されたのか。それは少しでも対人恐怖症など、そういった恐怖などを少しでもやわらげてもらいたいという思いと、仕事を体験することで何か勉強になるのではないかということと、新しい仲間を作ることができるかもしれないからということだった。
ゼミのメンバーからも、「頑張って来い。」「行って来い。」という励ましの言葉をもらったりしていた。
1月の試験が終わった後から、春休みが忙しいというのもあったけど、涼人も春休みになってもどうせ何もすることが無かったからやってもいいかという気持ちもあった。
そして新たな出会いや、初めての仕事にドキドキとわくわくを持ちながら、授業や遊び、プライベートに明け暮れていた涼人。あっという間に師走の12月。そして1週間の冬休みを終えて、2006年、新年になった。
初頭は世間ではオリンピックで話が持ちきりだった。
そんな中でも大学では授業はあっていた。補講だったけど。
後期も補講を受けなくてよかった涼人は大学に行く必要もなかったけど、レポート提出のため何回か大学には顔を出していた。
その間に軽く大学内でも飲み会があってそれにも出席した。
そして総合図書館で試験対策してた涼人。
同じころ知り合いの女子高生たちはもう大学受験でピリピリとした空気を出していた。そして不安もいっぱいだった。
涼人は何もして挙げられなかったけれども。
なんだかんだで、何事も無く涼人の大学の後期の試験は終わった。
そして初めての仕事であり、ハウステンボス研修の運営委員の仕事が始まろうとしていたのだった。
(25)に続く・・・
