幸利がいすを持って特攻してきたのだった。


反対側から同じように涼人のクラスメイト数人や隆太がやってきて特攻してきたのだった。


幸利は大川や石田のその隙を見逃さなかった。


隙をついて大川のナイフを奪い取りしおりを救出。


隆太は涼人のクラスメイトと共に涼人を3人の執拗な暴行から救出した。


そして隆太はキレた。


「裕貴!!貴様ー!!」


清志と藤岡は涼人のクラスメイトに取り押さえられていた。


石田は幸利の頭脳プレーのときにしおりのクラスの男1人に頭突き攻撃を受けて取り押さえられた。


谷口と高田たちはすでに教師たちに取り押さえられていた。


そんなこんなで警察が駆けつけた。警察が駆けつけてきても隆太の裕貴に対する怒りは収まらず鉄拳制裁を加えていた。


その混乱の隙に石田と大川、清志と藤岡、高田は逃亡。警察が追いかけるも、煙幕をたかれ発煙筒を投げ込まれた。


最悪なことにほとんどの奴らに逃げられたのだった。


谷口だけが警察に身柄を渡され事情を聞いた後に、書類送検された。


裕貴と隆太はというと・・・


裕貴は無期限の停学、隆太は1週間の停学となった。


裕貴は当然。しおりを人質にとった上に大川たちと暴れまわったから・・・


隆太は大学進学は目指してなかったから、そこまでの痛手はないものの停学という事実を受け止めようやく落ち着いた。


幸利は裕貴に・・・


「本当は俺もお前を隆太が殴ったぐらいぶん殴ってやりたかったよ。でもな隆太の鉄拳で反省したろ。てめえのやってることは立派な犯罪だ。でもな、涼人はそれを望まないだろうからな。」


裕貴は無言で教師らに連れられ、生徒指導室に連れ込まれた。怪我した教師たちも涼人も幸い無事だった。


これは立派な傷害、器物損壊事件だ。ニュースにはならなかったけど新聞にはちょこっと紹介されるほどの事件になった。にもかかわらず、涼人が社会人になってからも未だに大川たちは、事件ばっかり起こしては逃げてるという事実をそのとき知らなかった。


谷口の供述で涼人の名前を使ってインターネットの掲示板で色々やってたことも全て認めた。


学校のネット掲示板で裕貴たちと面白がって書き込んでたことも認めたのだった。


この事件だけで1日が終わった感じがした。


そして、いつものように課外を受けて、最後にちょうど部活帰りのしおりと帰った涼人。


「神崎くん、傷はもう大丈夫??」


「あぁ・・・大丈夫だ。でもまさかあんな事件になるなんて思ってもなかったな・・・」


「あたしだってそうよ。人質にされるとは思わんかったし。」


「ははは。」


「でも、あたしうれしかったな・・・神崎くんがすぐに駆けつけてきてくれて。」


「友達として、当然だろ。」


「ありがとう。あたしぶっちゃけ死ぬのかと思ったし。」


「そんな過ぎたこと考えても一緒だよ。また明日から普通の学校生活頑張ろう!!」


「うん、そうだね!!また明日から頑張ろうね!!」


そんなこんなでいつもより長い1日が終わった。


(16)に続く・・・


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