原口の修学旅行での事件をきっかけに、学校内での涼人のいじめはなくなった。
しかし久留米でのいじめはまだ終わっていなかったのだ。
最悪なことに、秋~冬の間に涼人はヤクザに近い人たちからも目をつけられていたから・・・そのうえ声もかけられたりしてたし。
大川たちにねだられて、むしろ脅迫されて修学旅行でのお土産を買わされたり・・・
谷口や高田たちの集団の分もねだられて買わされるハメになっていた涼人。結局その通り買ってきて・・・そのお土産を持ってきた日から数日は何事もなかった。
しかしそれもほんの数日だけで・・・
また久留米でのいじめが再開してしまった。
大川たち、石田たち、谷口、高田、坑口たち、その取り巻きからのめったうちだった。
さらに同じ高校だった裕貴のせいで原口が起こした修学旅行での事件のことも知ってしまっていたのだった。
大川たちは・・・
「俺はその原口って奴のように捕まらなかったじぇ??俺だったら必死で逃げていたからなぁ。」
などと全く動じなかった。
そんなこんなで、高校2年も終わりかけた涼人は久留米でのいじめに延々と耐えていた。
しかしそんな運命ももう終わることになった。
涼人自身が怪我したとか具合悪いなどと嘘をついてまで逃げる行為を繰り返し、見つかっては殴られても発狂し警察沙汰になることも。軽く大川たちに反旗を翻したのだった。
そしてそれだけでなく、あの日の高校での暴走男と犬の事件のときをきっかけに話し相手になっていたしおり。しおりが久留米のほうにいた友達とたまたまいたこともあり・・・大川たちを警察に密告していたのだった。
現場を見た警察は大川たちや石田、高田、坑口、谷口たちを見つけて・・・
「お前たち!!何をやっている!!」
しかしやはり逃げられた。
それでも涼人へのいじめ、たかり、カツアゲの事実を知った警察は涼人を見逃さなかった。
この事件で涼人の親もようやく事の重大さを知って愕然・・・
いじめでこれまで、被害妄想もあるからなどと教師側から報告を受けて、涼人がいっそ7割以上悪いと思っていた親も、警察に激怒された。
これがきっかけで親とのコミュニケーションも変わり、完全放任主義になった。
その後、涼人は高校で担任に、もっといろんなことを勉強したり、いじめを受けてきたりしてきたところからも、法律なども勉強して、そういった方面に強くなって見てはどうかとの勧めも受けて・・・
更に親も、これまでの詫びもこめて資金援助もしたいとのことで大学に行ってもいいよということもあって・・・
考え出した結論は、涼人は大学に進学することを決意したのだった。
志望校は福岡大学と久留米大学。法学部を中心に商学部や経済学部も受けてみることにした。
そして春休みが過ぎて・・・
涼人は高校3年になった。そしてクラスもおとなしいクラスでかつ私立文系大学進学希望者中心のクラスになった。
涼人自身も勉強が忙しくなるからということや被害者でも警察に世話になってしまった。そんな自分への戒めで久留米、一番街に行くことも極力やめた。もちろん、大川たちはその事実を知らないし、大学に行こうとしてることも当然知るはずもない。
こうして、久留米でのリアルでのいじめも無くなってはいないけど自然的に形上では回避された形になった。
しかしそのとき、ネット上でのいじめが出てくることをそのとき知らなかった。
反面後輩に当たる神田しおり、久留米でよく話してた月島麻衣この2人がこれから大きな存在になることもそのとき涼人は知らなかった。
(8)に続く・・・