君とのキスは煙草の香りがして、初めての唇だった。
気付かずに君の唇を奪い、ただ恋しくて求めていた。
繋がる瞬間、君を知りたくて、僕は落ち着かない。
初めて会ったのに、気付けば手を繋いで抱き締めていた。
一つ一つ君を知る内に、僕はいつの間にか君の寄り樹になってた。
時に君は涙を流し、僕は見ていないフリをするように抱き締めた。
悩みや苦しみを忘れようとキスを求め合う二人。
しなかったのは、二人のキスが忘れるキスにしたくなかったから。
もう愛せないけど、まだ君を好きでいたい。
あの日のキスが忘れられず、不慣れな煙草を吸う。
味、香り、感触が違うくて、君を思い出しては切ないだけ。
煙草の煙は君の影を創り、そして消えていく。
“君の唇は忘れられない”

俺




』


