マロラクティック発酵【malolactic fermentation】
MLF発酵とも略されるが、生物学者や細菌学者でもない限り
何のイニシャルを取って付けられているのか分からないのだから
あまりこういう略はしないで欲しい。
でも「まろらくてぃっく」って言い難いよね。
どうせなら「まろっく」とかそういう略し方にしてほしいよね。
寒い地域の葡萄や熟し加減が足りない葡萄は、リンゴ酸が多く含まれている。
このリンゴ酸は、ちょっとキツイらしい。
それを乳酸菌の力で乳酸に変えちゃおうZE!計画。
元々は、酸味を抑えるための方法だったが
乳酸菌の威力は素晴らしく、様々な香りや風味を付加してくれるので
風味付けやボディの調整が目的になってきている。
もちろん、デメリットもある。
まず、やり過ぎると、爽やかさや新鮮さが消える。
同時に、本来の葡萄の味とかけ離れていく。
さらに、どんな香りが付くか、事前にはっきり分かるモンじゃない。
だって相手は生物だもの。
でもって、不純物が混じると、当然、コンタミ。
要は、まぁ、腐ったり?得体の知れないモノが浮いてたり?
昔流行に乗せられて、ヨーグルトキノコとか紅茶キノコとか作った人は
身に覚えがあるかもしれない。
あと、菌だから、温度や湿度の調整も難しいらしい。
元々、ワインを熟成させるんだから、あんまり高い温度はダメ。
でも低い温度だと、乳酸菌が活動しないんだよね。
その辺、上手くやれる人が
マロラクティック発酵のスペシャリストとか呼ばれるんだろうな。
きっとたぶん、地道な実験と検証の積み重ねの結果の発酵方法。