白ワイン?スパークリングワイン?
見た目は白ワインの珍しいスパークリングワインが入荷しました
ニュージーランドの辛口でビオディナミ栽培のナチュラルなリースリングを用いた一本です。
スパークリング・リースリング 2010
<ピラミッド・ヴァレー・ヴィンヤーズ>
¥2,835(税込・750ml)
マイクとクラウディアのワーシング夫妻がニュージーランドの銘醸地マルボロのリースリングを
使用し造るもの。
密度ある柔らかな柑橘系のアロマから白桃のニュアンス、優しい酸と発泡は爽やかに旨味と共に口中に広がっていきます。
微発泡のナチュラルな口当たりで食中酒としても楽しめる魅力たっぷりの一本です
~造り手について~
1999年にノース・カンタベリーのワイカリ近くに敷地を購入し、2000年からピノ・ノワールとシャルドネを、ビオディナミ農法で、そして接ぎ木なしで植樹を始めた。
4区画2.2ヘクタールの畑は栽培密度が10,000~12,000株/ha。羊の牧草地に囲まれた地で、紀元前2~3万年前に地殻変動で隆起した石灰岩が頂に見え、丘の下方の粘土層が重なり合うその接点を開墾したのは、ブルゴーニュに傾倒するマイク&クラウディア・ワーシング夫妻。
マイクはブルゴーニュで栽培醸造学を修めた後にモンティーユ、プス・ドール、ニコラ・ポテルで、またアルザスではダイスやクレイデンヴァイス、モーゼルのアーネスト・ローゼンなどでも研修を積んでいる。
初ヴィンテージにあたる2006年が造れるようになるまでに、他の生産地で畑を借りてワイン造りを行っており、その名残が「ピラミッド・ヴァレー・ヴィンヤーズ グローワーズ・コレクション」。
例えば、セントラル・オタゴのフェルトン・ロードの畑で造る「カルヴァート」、マールボロのワイラウ・ヴァレーのアンツフィールドの畑で造る「カウレイ」、マールボロのブランコット・ヴァレーのフロムの畑で造る「リヴァー・ブロック」などがある。
「ワインはまるで岩の瓶に閉じ込められた精霊のようであり、それをうまく引き出そうとしているだけ。ビオディナミ農法、手作業での栽培、低い収穫量、ナチュラルなワインメイキング、これらはすべてそのために行っている」とマイクはいう。
4区画には、それぞれの区画で最も勢いのよい草の名をつけ、ラベルにもその絵が描かれている。
「エンジェル・フラワー」は粘土20%、石灰岩3~7%の北向きの斜面で、豊かな光を受けデリケイトで優美な香りを備えたピノ・ノワールが生まれる。
「アース・スモーク」は、重い粘土30%、石灰岩12~15%の東向き斜面で、深みのある野性的なピノ・ノワールとなる。
「ライオンズ・トゥース」は、粘土30%、石灰岩15~20%と石灰が多い東向き斜面で、黄金色でトースティーな香りのシャルドネに。
「フィールド・オブ・ファイアー」は10~15センチほどの海緑石粘土層の下が石灰岩の南東向き斜面で、デリケイトなシャルドネとなる。
酵母は、畑の中から得た自然酵母を毎年培養してスターターとして利用。
は、100%手作業で除梗し、25%を足で破砕、5~7日間浸漬。発酵温度は約33度で、キュヴェゾンは4週間ほど。フレンチオークで10ヶ月熟成させた後(新樽15%)、タンクで6ヶ月貯蔵する。
シャルドネは、ホール・バンチ・プレスの後、450~500リットルのフレンチオーク(新樽0%)にて発酵。マロラクティックも自然にまかせ、11ヶ月ほど樽内で、9ヶ月タンク内にて貯蔵。
いずれも無清澄、無濾過で瓶詰めされ、亜硫酸添加はほとんど行われず、瓶詰め時に極少量加えることもある程度。
類い稀な自然体のワインは、このようにして生まれている。
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