2010ワイナリー訪問記15・ティエリー・ボネさんに会う
この訪問記も佳境に入ってきたような気がします?というより次の訪問が今週末に控えている上に準備も全くしていないので、とっても焦りながら、この訪問記を書いています。
コムさんとお別れしてから、急いで向かったのは、パリ行の電車です。
逃すと次の訪問先、シャンパーニュ・ボネ・ポンソンさんには行かれなくなってしまうのです。
というわけで、ご飯も食べず、必死にパリまで行き、何とかシャンパーニュ行の電車に乗り込みました。
後から考えると・・・サンドイッチくらい買えばよかったです。
(というか、この後に痛い目にあいました)
シャンパーニュ・ボネ・ポンソンさんに到着するや否や、当主のティエリーさんが迎えてくださり、
「トゥール・ド・フランスのせいで、訪問客が多くて大変だったんだよね~」
とのこと。
何だかその忙しい谷間にお伺いした模様。
あいにく時間もないので、談笑しながら早速試飲です。
ティエリーさんは、意外に手広くビジネスをされていたようで、昔の話ですが、友人とルクセンブルグでワインショップをやっていたこともあったそうです。
ちなみにティエリーさんは、和風高田純次さんみたいな方で、質問してもその返事が返ってきません(笑)
さすがに通訳の梅田さんも苦笑いで、質問の返事でないところは、
「今質問とはめっちゃ関係ない話しています・・・」みたいな訳でした(苦笑)
質問以外のこと、つまりワインと無関係の話は楽しそうに話しているよなぁって私もうすうす気づいていました
前回の冬の訪問の時は、結構シビアで怖そうな感じだったんですけど、この日はそんな感じが全くしませんでした。
なぜか試飲もいきなりジュール・ボネ2004からスタートです。
このキュヴェは、ティエリーさんが1995年に始めたキュヴェで、おじいさんの名前を冠し、ピノ・ノワール100%使用しています。
淡いレモンイエローにチェリーのムースやフランボワーズのアロマがあり、タンニンも感じられ、酸もきれいで、口当たりは非常にクリーミーでした。
この時すでにそろそろ在庫少ないようなお話されていました。というわけで、ワイン・スタイルズには今、2005年が入荷中です!
このとき、ドサージュがどのくらいが尋ねていたら!、なんと今BRUT DE BRUTを造っていて、2011年リリース開始のお話を伺いました!
もしかして、今年の訪問で飲めるかな?と楽しみにしています
シャンパーニュは寒いので、別荘が欲しいなぁと思って、このフロントンの土地を1999年に購入したそうですが、こちらで現在、ワインを造っているのは、6代目になる息子のシリルさん。
ティエリーさんは、年2回ぐらいしか行けないので残念がっていらっしゃいました。
今、ワイン・スタイルズにももう入荷していますが、フロントン・トラディション 2007を試飲しました。
ボネさんのシャンパーニュの畑は、残念ながらBIOの認証が取れないのですが、こちら、フロントンはこの2007年ヴィンテージよりAB証明が取得できたとのことで、ラベルが変更になりました。
濃い紫がかったリビー色にブラックベリー、黒こしょう、タップナードやインクのアロマが漂い、濃厚な果実味の中にきめ細やかだけどしっかりとしたタンニンがありました。
本当は、この後畑に連れて行っていただき、もっと話を伺いたかったのですが、時間がなかったので帰ると話したら、庭にあるブドウの樹でティエリーさんが説明をしてくださいました。
畑にある葡萄も今このくらいの大きさだよとのこと。
この暑さが続くといいんだけどね・・・と話していました。
なぜか、ティエリーさんの友人のボルドーワインをお土産に頂き、 フランスのドメーヌ訪問が終了しました。
そして、ここで通訳の梅田さんとお別れして、大至急パリまでまた電車に乗りました
つづく・・・
tana
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