チュニジアには、古来から葡萄とオリーヴはどこでも栽培されていました。

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現在のチュニジアは敬虔なイスラム教国ですが、歴史的な経緯や文化の中で
ワインやスピリッツを醸造または蒸留し、有力な輸出産業として奨励しています。

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ただし現在でもラマダン(禁欲月)には一切の酒類販売が禁止され
お祈りで午後休みとなる金曜日には、スーパーなどでの販売が止められています。

地中海ワインとして、平均してロゼワインや白ワインが多く
まさにこの風土に根ざしたワインなのですが
優れた赤ワインも多く、全くボルドータイプです。
2代目になる若い造り手は爽やかで、勢いを感じました。

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コルクの木の数も、確か世界第4位。
大陸性のワイン文化が育っています。

新装された醸造所の歴史は新しく、製造工程は素晴らしく近代的で、すべてがコンピューター制御。
認識を新たにします。

長期熟成用としてストックしている地下のセラーには仰天しました。
この造りや規模は、ボルドーのメドックにもそうそうありません。


ただし、葡萄の収穫期の7月、8月には40℃を超え、50℃にもなる栽培地の厳しい条件での
労働の過酷さには頭が下がります。
4時くらいの早朝から収穫して11時にはやめるようですが、同じように過酷になる南豪州では
夜間に機械による収穫が普通ですが、チュニジアではすべて手摘みです。
葡萄の葉は、熱射で乾燥しきって変色していました。


またオリーヴオイルにいたっては、イタリアやスペインがチュニジヤからバルクで大量に買い
自国産として再輸出しています。
日本に来ているオリ-ヴオイルは、ひょっとしてチュニジアの産物だったのでは?
としたら、チュニジア産を適正価格で買い求めたほうがいいというもの。

左から色が薄い順に並べて見ました。
しかし味わいと個性は、色に比例するものはありませんでした。
中に、際立って他と違う個性豊かでポリフェノールたっぷりのオリーブも味わいました。
さて、どれでしょう。
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今回5箇所のワイナリーやメーカーを訪ねてワインを学び
10社に及ぶオリーヴオイルも味わいました。
いずれも個性豊かで品質の高いことでは、折り紙付きです。
日本でこれらの商品群が並ぶ日も近いことでしょう。