思えば勝又 登シェフは、常に卓越した創意と行動力で、日本フレンチ界に大きな
軌跡を為す人である。
若くして西麻布に日本初のビストロをもたらし、数点の料理店を同時に営む離れ業を
見せ、その成功に酔うことなく、サッと箱根に移り、日本初のオーベルジュを造った。
大舞台の東京から身を引いて成功するなどと、誰が予見しえたことか。それが22年前。
リゾートの地に、野菜栽培家を育て、新鮮な海の幸をも得る。客はゆったりとした時間
の中で、「健康・自然・癒し」を満喫しつつ、高度なフレンチを堪能できる。
勝又氏はオーベルジュにウェディングができる「パビリオン・ミラドー」を造営し、さらに
5年前、自分の理想の結晶として、「コロニアル・ミラドー」を造った。西と東の料理の
融合を目指したのである。オリエンタルの世界は、バリ島から移植した。
常に次をどうすべきか、すべて考えながらやってきたと語る。
無謀と思われたことも、成功の見込みと自信が裏付けた。
常に動く、常に進化する。
-何者も未だ技術の限界に達したものはおらず、いかなる玄人も未だ完全ではない-BC2400年前に描かれたエジプトのプタハポテフの教訓に鑑みて。
料理歴43年の勝又シェフが、自分の理想の世界の5周年を記念して銘打った5周年ガラメニュー『西と東の融合-新たなる料理の世界』。
フレンチの才人がその経験を思う存分発揮して、オリエンタルのスパイスと山海の珍味を駆使して
『西と東の融合』を描き出すと、こんなに楽しい料理の世界が展開されるものなのか。
フランス人には思いつけない世界だし、並みの東洋人にも出来るはずもない。
皿はステージというものの、その料理はまるでミュージカル。次はどうなるのだろう、
ナニが出るのか、ドンナ愉しみが待ち受けているのか。 いやあ、料理って、ほんとにいいですね。
コロニアル・ミラドーの扉を開けましょう。
ウェルカムアミューズ。白身魚のパテ、鱒子以外は広川農園の野菜
フォアグラとアジアンフルーツコロニアル風 ソースも4種を自在に
ワインは、グラス「ザ・ファースト」で
デザートは黒豆のプディング、小田原いちじくのコンポート、ココナッツアイスクリーム




