『書斎の王様』を読んで
先日もこのブログで語りましたが、岩波新書の『書斎の王様』を読了しました。
背景に重量感を感じさせる書き手たちが、軽やかに自分の書斎を語る様は、端的に言えば昨今のビジネス書への警告とも思われる内容です。まぁ、それはちょっと言い過ぎかもしれませんが。
■iPadを絡めて語ってみると
確かにiPadは欲しいけど、所有したところで根本的な所有欲を満たすことはできないだろうなぁと思うし、それは今まで所有してきた小型マシンや、みずから開発に携わった小型マシンの延長線で考えれば自明なのでしょう。
満足のゆくマシンなど、簡単には出来上がりません。
アナログとデジタルの二元論を語る気はありませんが、インクの香り、紙の手触り、古い本の匂い、それらは存在そのものであります。
一方で、デジタルであろうが、書籍を所有することの魅力もあります。
「読みたい本がすぐ手に入り、いくらでも手元に置ける。しかも、どこへでも持ち歩ける。んで、たくさん本をダウンロードしても重くなったりしない。」
ということを超越した、それだけじゃない魅力がiPadにはあると思います。
■それはテレビと同じなのか
iPadにダウンロードされた「本」は、テレビに映るタレントさんみたいな存在かな、と思ったりします。目の前にあるけど、それは「あるだけ」の存在。ライブで見るのとは、やっぱり違う。でもCDを買ったり、ビデオクリップを見たりする。
バーチャルなキスと間接キスの違いかもしれません。たとえ間接でも、何かつながっているアナログ感。「おぉ、間接キスだよ!」という物理的な何かがiPadにはないだろうなぁ、と。
やがて画面をタッチすることに嫌悪感を覚えるのではないだろうか、という恐怖が先に立つ僕はアホなのかな、と思ったりしながら。
■ところで書くときは?
文章を鉛筆やペンではなく、カチカチとキーボードを叩きながら書いているにも関わらず、こんなことを言ってる自分が嫌いじゃありません。
なぜキーボードで文章を書くことに違和感を覚えず、なぜ電子書籍と呼ばれる一群のものたちに嫌悪感を覚えるのか、実のところ不思議でなりません。
電子辞書なんぞ、その初期のころから喜んで購入していたデジタルエンスーの僕が、この期におよんでなぜ嫌悪なのか。
■すっかり話が
話を元に戻して『書斎の王様』です。王様は「おおさま」ではなくて「おうさま」です。
僕の書斎に埋もれていた本を24年ぶりに取り出して読みました。まだまだ埋もれている本も多いのですが、なぜかこの本を取り出しました。エッセーとはこういうものかと、思い知らされる一冊です。
いまでは大御所とも言える立花隆さんが、書き手の中で最年少に近く、いかにもという感じで「我が要塞」と題した話を書いています。その題名が可愛らしく思われるほど、充実した執筆陣です。
■結論はありません
というわけで、結論もなく駄文を連ねてしまいました。申し訳ありません。2010年の梅雨、こんな感じで生きております。
背景に重量感を感じさせる書き手たちが、軽やかに自分の書斎を語る様は、端的に言えば昨今のビジネス書への警告とも思われる内容です。まぁ、それはちょっと言い過ぎかもしれませんが。
■iPadを絡めて語ってみると
確かにiPadは欲しいけど、所有したところで根本的な所有欲を満たすことはできないだろうなぁと思うし、それは今まで所有してきた小型マシンや、みずから開発に携わった小型マシンの延長線で考えれば自明なのでしょう。
満足のゆくマシンなど、簡単には出来上がりません。
アナログとデジタルの二元論を語る気はありませんが、インクの香り、紙の手触り、古い本の匂い、それらは存在そのものであります。
一方で、デジタルであろうが、書籍を所有することの魅力もあります。
「読みたい本がすぐ手に入り、いくらでも手元に置ける。しかも、どこへでも持ち歩ける。んで、たくさん本をダウンロードしても重くなったりしない。」
ということを超越した、それだけじゃない魅力がiPadにはあると思います。
■それはテレビと同じなのか
iPadにダウンロードされた「本」は、テレビに映るタレントさんみたいな存在かな、と思ったりします。目の前にあるけど、それは「あるだけ」の存在。ライブで見るのとは、やっぱり違う。でもCDを買ったり、ビデオクリップを見たりする。
バーチャルなキスと間接キスの違いかもしれません。たとえ間接でも、何かつながっているアナログ感。「おぉ、間接キスだよ!」という物理的な何かがiPadにはないだろうなぁ、と。
やがて画面をタッチすることに嫌悪感を覚えるのではないだろうか、という恐怖が先に立つ僕はアホなのかな、と思ったりしながら。
■ところで書くときは?
文章を鉛筆やペンではなく、カチカチとキーボードを叩きながら書いているにも関わらず、こんなことを言ってる自分が嫌いじゃありません。
なぜキーボードで文章を書くことに違和感を覚えず、なぜ電子書籍と呼ばれる一群のものたちに嫌悪感を覚えるのか、実のところ不思議でなりません。
電子辞書なんぞ、その初期のころから喜んで購入していたデジタルエンスーの僕が、この期におよんでなぜ嫌悪なのか。
■すっかり話が
話を元に戻して『書斎の王様』です。王様は「おおさま」ではなくて「おうさま」です。
僕の書斎に埋もれていた本を24年ぶりに取り出して読みました。まだまだ埋もれている本も多いのですが、なぜかこの本を取り出しました。エッセーとはこういうものかと、思い知らされる一冊です。
いまでは大御所とも言える立花隆さんが、書き手の中で最年少に近く、いかにもという感じで「我が要塞」と題した話を書いています。その題名が可愛らしく思われるほど、充実した執筆陣です。
■結論はありません
というわけで、結論もなく駄文を連ねてしまいました。申し訳ありません。2010年の梅雨、こんな感じで生きております。