自然派ワインの第一人者、フィリップ・パカレのワインを開けました。
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コート・デュ・ローヌのシャトー・ラヤス、プリューレ・ロック、ルロワで研鑽を積み、満を持して、2001年、自らのブランドを立ち上げました。
自分の理想のワイン造りのため、DRCの醸造長へのスカウトを断ったとのエピソードは有名です。
染み入るような滋味豊かなエキス、やや強めのタンニンが驚くほど長い余韻に繋がります。

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フィリップ・パカレ Philippe Pacalet, Pommard, 1er Cru Les Arvelets 2012, 12.5%
微かに朱色がかったやや淡めのルビー。
優しく滋味を伴うブドウの香り、ラズベリー、梅干し、熟したプラム、ドライローズ、枯れた枝、微かに茎や海藻のようなヴェジェタルなニュアンスが心地よいアクセントに。
優しい凝縮感で滋味豊かで染み入るような個性的、魅力的な果実味、こぎみよい的確な酸味、タンニンは強めで舌が乾くようでじんわりと長く余韻に、上品に抜ける余韻に軽やかに苦味。
果実味には親しみやすさ、若干の落ち着きも感じられるがタンニンはまだまだ頑丈でまだまだ熟成しそう、ただ今でも楽しく飲める。
(90/100)(3月11日)