コルトンの丘の画像で覚えるグランクリュ・コルトン、コルトンシャルルマーニュ〜ソムリエ試験にも


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コルトンの丘

Bois de Corton


コルトンの丘の写真は、うっとりします。


赤ワインで有名なグランクリュ・コルトン、そして、白ワインで有名なグランクリュ・コルトン・シャルルマーニュをうむコルトンの丘。



憧れのワインをうむコルトンの丘の、なんと美しいこと。



コルトンラバーのノムリエとしては、このコルトンの丘とグランクリュについて、かっこよく言えれば素敵ですよね。



ソムリエ試験・ワインエキスパート試験でも、よく出る分野です。



しかしながら、このコルトンを理解することは、非常に難関です。



コルトンとは何かとはAOC、すなわちワイン法です。司法試験も同じですが、法律は丸暗記しようとすると覚えにくいですけれども、画像や図で整理して、理解していくと覚えやすく、忘れにくくなります。



このためにフランスで撮ってきた写真を交えて、ご説明いたします。



横から見るか縦から見るか



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①                              ②

左の写真(①)と右の写真(②)。
両方コルトンの丘の写真です。

ルトンの丘は、Bois de Corton。
直訳するとコルトンの森になりますが、その森の部分が、①は狭く、②は広く見えます。


これは、コルトンの丘を横から見たか、縦から見たかの違いです。


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①のコルトンの丘の南西から見ると森は狭く、②のコルトンの丘の南東から見ると森は広く見えます。


コルトンの丘は、このように見る場所で、随分印象が異なります。



3つの村はどこか


コルトンの丘の周りに3つの村があります。


ペルナン ヴェルジュレス

アロース コルトン

ラドワ セリニ



コルトンの丘は、この3つの村に面しています。


これをグーグルマップに色をつけて整理すると次の通りです。


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黄がペルナン ヴェルジュレス

赤がアロース コルトン

青がラドワ セリニ


このように、3つの村にコルトンの丘は囲まれています。

先程述べました通り、コルトンの丘の「Bois de Corton」を直訳するとコルトンの森になります。その森の部分を、この地図では、緑色で囲っています。


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この緑で囲った森の部分は、全て黄のペルナン ヴェルジュレスの中にあるのです。


「あなた、コルトン好きなら、コルトンの丘のある3つの村くらい知ってますよね」

などと、ケンカを売ってくる相手には、

「Bois de cortonは直訳するとコルトンの森ですよね。3つの村にまたがってるんではなく、森はペルナンヴェルジュレスのみです」


なんていう、うんちく返しもアリです。でも、本当にケンカにならないよう、ほどほどにしてくださいね。


さて、冒頭のコルトンの丘の画像に色を塗ると、こんな感じです。


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きいろがペルナンヴェルジュレス
ピンクがアロースコルトン


コルトンの丘のてっぺんの森の部分以外、いいところは、みんな、アロース・コルトンじゃないの❗️

といいたくなるくらいの区分けですね。

コルトンといえば、アロース・コルトンというイメージは、この区分からみても、明らかですね。


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ただ、これも、地図でいうと、この青の矢印の方向から撮っているので、このように、コルトンの森の下の部分が全てアロースコルトンに見えるとも言えるのですけどね。


次回は、この道を進んでコルトンの丘に近づいてみます。


すると、もっと、コルトンの丘のイメージがついて、ソムリエ試験にも出るややこしい問題も、イメージがはっきりとつくようになると思います。

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