佐藤陽一氏の「ワインテイスティング」
自分の体験を体系的な理論にまとめた「ワインテイスティング」を出版。
佐藤氏は2005年の全日本最優秀ソムリエで、2007年の世界最優秀ソムリエコンクールの日本代表。
東京・六本木でワイン・レストラン「マクシヴァン」のオーナー・ソムリエを務める。
佐藤氏は自分でワインをそろえ、客の顔を見ながらサービスするという基本を続ける中で、
そうした能力を磨いてきた実戦派のソムリエで、世界水準にある知識をわかりやすい言葉で説明しており、
ワインの中級者から上級者、プロのソムリエにとっては、常に手元に置いておきたい教科書になっている。
テイスティングの根幹をなす外観、香り、味わいの3つの要素をじっくりと紹介しているが、
類書と一線を画すのはテイスティングの知識を応用した「実践編」。
世界中のワインが、正確に色調を表現した写真とともに紹介され、
佐藤氏のコメントと品種の特色が載っている。
この写真を繰り返して眺めるだけでも、相当のイメージ・トレーニングができる。
ワインの評価とは、感性ではなく論理であるということを教えてくれる実用的なワイン本である。
ワイン&ソムリエ no.1 (2008 December)
ワイン&ソムリエ no.1 (2008 December)
ワイン&ソムリエ no.1 (2008 December)
日本のトップソムリエの仕事とワインの基本な写真が多くどわかりやすい内容です。
テイスティングなどの方法など基本項目が多いので資格試験受験者にもおすすめの一冊です。