「映像」だけにどっぷりと浸って鑑賞すれば・・・素直に満喫できる作品。
雄大で美しい風景や、おいしそうなパンや料理の数々は、間違いなく癒しの極致。
 

「ストーリー」に拘って観ると・・・ツッコミどころ満載な作品かもね(苦笑)
リアリティの有無云々ってトコロは、作り手側が意図的に包み隠してる気もして
気にならんかったけど、知世ちゃんのキャラが終始 不安定だったのんが非常に残念。
 

都会で心に傷を負った筈の彼女が、宿に訪れる人々に迷いなく振舞ってる姿には
不自然さを感じたし、他人(ひと)を幸せにする設定の彼女が、最後の最後で
最愛の人と判りあえたって脚本にも違和感を感じた。
 

15秒のCMぢゃないんやし、雰囲気やイメージだけで2時間近くの映画を創る
ことは不可能。 知世ちゃんも「スズムシ」(爆)も嫌いぢゃないから、敢えて
苦言を呈す次第であります(^^ゞ  4点/10  (2011日)