空気感は『かもめ』っぽいけど(意識してるんだろね…きっと)、似て非なる
作品。 大森美香は脚本家としてはまずまずかも知れないけど、監督としては
やっぱり素人の域を超えてない気がした。
 
劇中の小林聡美は「やりたいことが直ぐやれるタイプの人間」って設定。
確かに魅力的な人物設定やし、そこらあたりにインスパイアされてく娘の姿を
描きたかったであろうって事も判らなくもないけど・・・結局何も描ききれて
なくて・・・全然駄目ぢゃん(--;
 
劇中の台詞で二人が似てると出てくる度に、悪質な作為みたいなモノと違和感
だけが募っていった。 親子が判りあえたとか…母親を認めることが出来たとか…
スローな展開なんやから、観る側に全てを委ねるのではなく1コぐらい完結して
描いて欲しかった。  3点/10  (2009日)