作品には粗さがあるし、函館まで行って手渡しした「ラブレター」の中身を
明かさないのはお約束違反な気もするけど…まずまずの佳作。
 
派手な演出も脚色も一切ないけど、仲代・八千草を筆頭に「演技力」と
「コトバ」のみで展開していくストーリーは、観てて非常に心地良かった。
 
作り手・演者・観る者、全てがシアワセな気分になれる…そんな作品。
 
ラジオという媒体の良さや深みも再確認できた。 受験勉強しながらAM
ラジオにかじり付いてた世代諸氏には是非観て欲しい。  7点/10  (2009日本)