ストーリーは整合性が保たれてて観てて心地よかったし、ミステリーっぽい脚色も
ウマかった。 特に、冒頭シーンでの春の行動の意味が後半になって明らかに
なってくるあたりは感銘すら覚えた。
 
ただ、救いがなんで かなり重めの展開やし、物語の核心部分である父と春が
対峙するシーンは、物凄い複雑で「痛い」作業を描いてる筈やのに、驚くほど
あっさりと描かれてて、深層心理の描写もなくザンネンやった。
 
引用やけど・・・『人間は生きるために食べるべきであって、味覚を楽しむために
食べるべきではない』というコトバは深いね。 
相方に捧げるか。。。(大苦笑)  5点/10  (2009日本)