今週のグラスでお出ししているワインのうちの1本。

2002年 ブルゴーニュ・アリゴテ / ジャン・クロテ(エマニュエル・ルジェ)です。


Wine Bar Climat Blog

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ジャン・クロテ氏はレストラン経営をやっていて、畑の所有者。
そこの畑から取れる葡萄を、醸造しているのがエマニュエル・ルジェ氏。

こういう図式です。

サヴィニーやムルソー、ニュイ・サン・ジョルジュ、ヴォーヌ・ロマネ、シャンボール・ミュジニーなどにも畑を所有しています。

2002年ヴィンテージはいまやなかなかないのでは?
ネットなんかを見ていても、アリゴテのこのヴィンテージはないような。

アリゴテという品種は、いまいち世間のイメージがまだまだ良くないですよね。

すっぱい、酸が強い、キール、安ワイン・・・
そんなイメージのほうが強い品種。

でも素晴らしいアリゴテもたくさんありますよ。生産者により大きく分かれます。

まぁアリゴテっぽくないといったらそうなのかもしれませんが・・・

こちらの2002年のアリゴテはだいぶ寝かせていたので、もうすっかりおとなしくなっております。
ギスギスした感じや尖ったところがなく、丸く、綺麗に熟成しておりました。
密度も高く、トロッとしております。

しっかりとしたコクがあり、蜜のようなニュアンスに少々バターのような感じも。
そして樽をきっちり効かせているのでしょう。
樽香もばっちり。燻したような香りも若干。


こういうアリゴテもまた素敵です。

実は数がそんな無いので、週末まで持つかな?って感じです。
ご興味ある方は是非、お早めに。