地下のカーヴに移り、パカレのワインの試飲です。
カーヴには、樽がいっぱい並んでいました。
試飲ワインは、以下の4種類。
・ムルソー
・ポマール
・シャンボール・ミュジニー
・ジュブレイ・シャンベルタン
ヴィンテージは、全て2007でした。
同じワインを、セミナー会場の皆さんもテイスティングを行います。
各ワインについて、パカレさんのコメントがありました。
以下のテイスティングコメントは、ぶどうの苗のコメントです。
まずは、ムルソー。
まだ、緑がかった明るめのイエロー。
香りが豊かで、リンゴ、洋梨、バター、ハチミツ、少しの新樽の香りでした。
直ぐにでも飲みたくなるような、美味しそうな香りです。
自然派ワインによくある還元臭が微塵も感じられません。
酸味もあり、果実味も豊かで、今でも楽しめますが、もう数年寝かすともっと複雑さが増してよくなりそうな雰囲気でした。
美味しいワインは、香りを嗅いだ瞬間に分かりますよねぇ。
次は、ポマール。
香りは、やや閉じ気味でしたが、それでもピノらしい明るい赤色のベリー系の香りが支配します。
少しスパイスが効いた香りもありました。僅かに新樽の香りもありますが邪魔はしていません。
味わいは、酸味があり、少しスパイシーさもありました。
次は、シャンボール・ミュジニーです。
香りが豊かで、明るい赤色のベリー系の香り、甘草、僅かに新樽の香りです。
味わいは、酸味が豊かですが、アタックはやわらかい印象。余韻に繊細さを感じます。
最後に、ジュブレイ・シャンベルタンです。
香りがとても豊かで、明るい赤色のベリー系が支配していました。
味わいは、酸味が豊かで、アタックは強めで力強さを感じます。メリハリのある味わいです。
余韻も長めでした。
個人的に赤で一番好きだったのは、ジュブレイ・シャンベルタンでした。
しかし、これは個人の好みの差です。
今回、全てヴィンテージが同じだったのは、テロワールの違いが一番感じ取れるからとのことでした。
産地以外は、全て同じ条件だからということでした。
正直、フィリップ・パカレのワインは、過去にほとんど飲んだことがありませんでした。
もちろん知ってはいましたが、なぜか縁が無く、飲む機会がほとんどありませんでした。
今回、改めてじっくり試飲していると、かなりレベルが高く美味しいワインと思いました。
還元臭が微塵も感じられないところが、驚きでした。
さて、セミナーで出た質問とパカレの回答を、覚えている範囲で記載します。
質問)果こうまで、熟した状態で収穫するとはどういうことでしょうか?
回答)果こうが熟すとは、茶色くなるまで待つとのことだが、そこまでくるとぶどうは完熟していることをあらわしているからだ。醸造に、除こうはしない。果こうには多くのタンニンが含まれており、ワインに活かしている。従って、果こうまで熟した実を使っている。
質問)パカレのワインボトルの形は、少し独特だが、それは何か拘りがあるでしょうか?
回答)口が細いのが出来るだけ長いのを使用している。理由は、コルクの密閉範囲が長くなるからだ。
また、ボトルの幅は、出来るだけ大きいのを使用している。できるだけマグナムボトルようにゆったりさせて、似た環境にしたいからだ。
質問)スクリューキャップの導入は考えているでしょうか?
回答)いいえ。なるべく昔の伝統のままにしたいと考えている。従って、スクリューキャップは考えていない。
その他にも質問がありましたが、覚えてないです。
今回のインターネットを介してのライブセミナーは、日本にいながら、ブルゴーニュのワイナリーに行った気になれるという点では、良かったのではないかと思います。
これからもこのようなセミナーの機会が増えてくるのではないでしょうか。
是非、増やして欲しいと思いました。![]()