皆様、こんにちは!

 

マツキヤのイタ男です。

 

先日、都内で輸入元フィネスさん主催で定例の試飲会開催されましたので

 

行ってきました。確か去年まではこの6月入荷の試飲会が取りやめに

 

なったままでしたので(コロナで)ダグノーやシャーヴなど久しぶりに

 

試飲できましたニコニコ

 
ディディエ・ダグノー
2020年は日照量がとても多く年間通して気温が高く乾燥したので、2018年、2019年に
続いて3年連続で暑さに悩まされるヴィンテージとなった。春から早熟傾向で暑い夏は
水不足に悩まされたが葡萄はよく耐えてくれて元気に成長した。収穫は9月初めに行ったが、
フレッシュさを残すのか、もしくは完熟させるのか、葡萄をどの段階で収穫するかで
近所の生産者の間でも収穫日がかなり異なるので各生産者ごとにワインの特性がだいぶ
変わるヴィンテージになっている。当家では比較的早めに収穫したので豊かでたっぷりと
した味わいながらもフレッシュさは損なわれておらず、口当たりはゆったりとしており
素晴らしく長い余韻がある。(輸入元資料より、生産者コメント)
 

2020年のダグノーの印象は、各種要素が強すぎずテロワールや各キュヴェの

特徴が良く出ている。生産量はかなり少ないようです。

 

白ももちろん美味しかったけど、デ・トゥールのコート・デュ・ローヌ久しぶりに
飲んで美味しかった~照れ2019年すでに今飲み頃です。

 

 

2020年はブルゴーニュ同様、春から暑く乾燥した天候が続いて葡萄の成長も早熟

だったので8月末に収穫した。乾燥で収穫量は多くはなかったが、葡萄はとても成熟し、

同時にフレッシュさも残っていたので、完成したワインからは暑さや重たさはあまり

感じられない。力強さとエレガンス、繊細さとフレッシュさの全てが揃っており、

正にグレードなヴィンテージと言えるだろう。白は華やかでフローラルな香り、

パワフルながらもフレッシュで甘さと酸味のバランスが素晴らしい。赤は凝縮した甘い

香り、リッチながらもフレッシュさがあり、酸味とタンニンのハーモニーも取れていて

複雑さも感じられる。余韻もとても長くアフターにミントのような涼しさも感じられる。

今でも飲むことはできるが、やはり熟成させてから楽しみたい。(輸入元資料より、生産者コメント)

 

2020年のドメーヌの赤はちょっと還元的。白のエルミタージュは果実味豊かで樽感は

強すぎず甘酸のバランスがいい。中期の熟成に向くクラシックなビンテージの印象。

 

 

 

 

 

 

 

(画像はシャブリの生産者アラン・マティアス)
 
2021年は4月の霜の被害が非常に大きく、区画によって異なるが30~70%の葡萄が
被害を受けてしまった。5月に入っても冷涼な気候は続いたが、6月になってようやく
気温が上がり始めた。開花も例年より2週間ほど遅かったが、気温の上昇とともに
葡萄も成長の遅れを挽回し、9月中旬にはいい成熟状態で収穫を迎えることができた。
2021年のピノノワールはクラシックな色調で軽やかで繊細、フレッシュでバランスが
取れたキレイなキャラクター。とても典型的なピノノワールで昔ながらの味わい、
2019年や2020年のような太陽が多かったヴィンテージとは対照的となっている。
レジオナルで5~10年、村名以上では10~20年くらい熟成できるポテンシャルを
持っているだろう。(輸入元資料より、生産者シュヴィニー・ルソーのコメント)
 
ブルゴーニュの2021年に関して、白は全体的に軽めで酸も柔らかい早飲みの印象で
赤をざっくり言うと“甘くて軽やか”というイメージ。本当に甘味感でビンテージを
当てられるくらい特徴があります。

 

様々な要素によりフランス全体で、特にブルゴーニュは値上がりが激しいですが

品質はビンテージを超えて上がっていると感じました。

 

記録に残る生産量の少ない2021年のワイン、是非お楽しみ下さいませ。