T「まさか...」
Z「いや、そのまさかだ」
T「手当たり次第に電話して...」
Z「ちょっと10軒だけやってみようと思った」
T「10軒?」
Z「その時はもう夜の10時くらいだったし」
T「ふむ」
Z「あんまり遅くまでかかるようなら...」
T「...」
Z「夜遅くに電話するの非常識だし」
T「手当たり次第に電話する時点で非常識だよ!」
Z「だよなー」
T「当たり前だ!」
Z「うー、反論できん」

T「で?」
Z「その時こう考えた」
T「どう?」
Z「1軒目で当たりなら俺は一流」
T「...」
Z「5軒以内で当たりなら俺は二流」
T「...」
Z「10軒以内で当たりなら俺は三流」
T「...」
Z「思い切って始めてみたよ」

T「...」
Z「もしもし○川さんのお宅ですか?」
T「...」
Z「はい、そうですけど」
T「...」
Z「私、M子さんの友人の○○という者ですが」
T「...」
Z「は?」
T「...」
Z「いまM子さんいらっしゃいますでしょうか?」
T「...」
Z「あのー、うちにM子なんていませんけど」
T「...」
Z「大変申し訳ありません、間違えました、ガチャン」

T「何もいえん」
Z「1軒目はハズレ」
T「当たらんよ!」
Z「2軒目もハズレだった」
T「当たらないってば」
Z「そして3軒目」

T「...」
Z「もしもし○川さんのお宅でしょうか?」
T「...」
Z「はい、○川です」
T「...」
Z「私、M子さんの知り合いの○○と申します」
T「...」
Z「はい」
T「...」
Z「すいませんがM子さんお願いします」
T「...」
Z「はい、少々お待ち下さい、いま呼んできますので」

T「...」
Z「俺はそれを聞いて電話を切った」
T「...」
Z「すぐに車に乗ってカーナビに住所を入力した」
T「...」
Z「即座に発進、そこへ向かった」
T「...」
Z「なんとM子の家は...」
T「...」
Z「その公衆電話から5分程度の場所にあった」
T「...」
Z「...」

T「3軒目でビンゴ?」
Z「うん」
T「5軒以内だから二流?」
Z「頼む、1.5流ぐらいにしといてくれ」