無事希望のIBコースに入る事ができた今年度になっても、娘は週に一度は寝過ごして遅刻したり、寝過ごしてしまった事に落ちこんでそのまま欠席したり
まあ常識的に言えば全然まともに学校に通っている訳ではない。
けれど私から見れば1年前の今頃はまだ
学校に近づくと過呼吸になったり、町中で同級生を見かけたら動けなくなったりしていたのである。
勉強をするモチベーションなんてゼロだったし(ひたすら毎日ボルダリングジムには通っていたが)定期試験だって受けられなかった。
それに比べれば全然進歩しているじゃん。
今朝も娘が起きてこないので、ケータイから遅刻届を出しておいたら、担任の先生から電話があった。
若くてとても熱心でツーブロックのヘアスタイルがちょっとヒップホップな感じの可愛い男の先生。
「◯◯さんがやはりまだ欠席が多いという事で病院で検査をして頂いた方が良いかと思って」
え?夏休み中に病院には連れて行きました。血圧、貧血、甲状腺機能とマニアックなところまでちゃんと検査してもらいました、と以前に話したはず。
「あ、夏休みに病院は念のために連れて行きました。」
「はい、ですから再度」
「いえ、娘の健康は問題ないと確信しております。」
それで私は畳み掛けた。
「先生はご存知ないかも知れませんが、
去年に比べれば出席もしていますし、勉強をしたいという意欲も出てます。何よりも過呼吸など身体症状も出ていないし。」
「はい、それでも出席できるようになってきたかと思うと遅刻や欠席が続いたりと、だんだん改善してきている訳ではないので」
あー。最近の若者ってこういう傾向があるんだよなー。
階段を上っていくようにどんどん向上していないと安心しない。安心できないと医者とかそういう所に正解を求めようとする。
人間、そんなに簡単に定規で測ったように変化するわけないやん。上ったり下がったり一進一退しながらでなければ本当の力を付けられるわけないやん。
「私どもとしては本人が自己肯定感を取り戻してそもそも好きだったことにまた興味を取り戻してくれさえすれば本当のところ大学進学だってどうでも良いんです。これからの社会はまったく違う社会になるでしょうから。タイミング的に進学に関わる時期ですけど(といってもまだ高校1年やし笑)今私どもと一緒に居られる時期に娘がこういうジレンマを経験していることは
逆にありがたいと思っています。大人になってからの挫折はダメージも大きいですからね。」
などど一方的にまくし立ててみた。
この先生、私がこうやって話し始めると
どう消化して良いのか分からなくなるらしい。笑
しばらく沈黙した後で
「では親御さんの意向としても学校に楽しく通えるのを目指したいという事で。。。」
そんな事言ってないんだけどなー!
まあいいや。笑笑