特別なあなたへ
とても大切な方があちらに旅立った。思ったより動揺もせず、喪服を用意しないといけない。そんなことを考えた。
コロナ禍で、自分も罹りたくなくて外食を控えていたし、高齢の彼女にうつすのはもっと怖かったし、本当に会いたかった
けれど、会わずにいた。
今年の春こそ、と思っていたら、自分の職場が変わり、家族の転居があり、新しい環境を生き抜くことで精いっぱいの
日々が続いていた。
ああ、私はもう一度会いたかったんだ。彼女にどれだけ感謝しているか、私の気持ちをもっと たくさん伝えるべきだった。。。後悔の大きさを受け入れたら、涙がポロリと落ちた。
知的で、ウィットに富んだお話にいつもひきつけられた。その強さに憧れずにはいられなかった。
時にゼウスのように厳しいけれど、実は海のように深い愛のある方だった。
情に厚く、関わった人間をひとりひとりしっかり見守ってくださった。
若い頃の恋バナを面白がって聞いてくださり、何年経っても鮮明に覚えていらっしゃることに驚き、気恥ずかしかった。
危なっかしい私がようやく天職に出あえたときには、心から喜んでくださった。
あなたの圧倒的存在感。お世話になった者は誰ひとりとして忘れることはありません。
みんなあなたのことが大好きでした。
いつかあちらで再会するその日まで、どうぞそちらから見ていてください。頑張りますから!