宮部みゆき『模倣犯』の衝撃 | 台湾華語と台湾語、 ときどき台湾ひとり旅

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宮部みゆきさん、実は好きな作家ベスト3くらいに入るほど好きで、時代物以外はほぼ全部読んでると思います。ミステリーなのに弱者に対する視線がとても暖かく、読み終わると元気になれる作品ばかり。本当に大好きです。


が、この『模倣犯』だけは猟奇殺人の話ということで、手が出せずにいました。怖すぎて。でも台湾ドラマの『模倣犯』を見て内容も結末も作者の意図もおおかたわかり、よし、頑張って原作にも挑戦してみようと。


そして原作...。一気に読みました。感想はもう、すごいとしか。


こんなすごい大作をよくぞドラマ化しようとしたなあ、と台湾の制作サイドにも尊敬の眼差しです。原作の世界看はそのままに台湾らしい味付けもあり、怖かったけれど原作者好きで、台湾ドラマ好きで、台湾の俳優さんたちが好きな私も十分に楽しめた素晴らしいドラマだったと思います。改めて。


つらい話だったけれど、最後はやっぱり前向きな気持ちになって元気を貰える。宮部みゆきワールド全開でした。