中国語母語話者が日本語の長音が苦手なのはよく知られた話ですね。私も昔日本のとある図書館で「科挙についての本を探してるんですが」とたずねたら、中国の方らしいスタッフさん(日本語ペラペラ)が「華僑」についての本を教えてくださり、頭の中で「違う違うそうじゃない🎵」の曲が流れました。
台湾語の声調も私が地獄の苦しみを味わっているというのに、ネイティブの皆様は「そんなん考えんでも慣れたら喋れるったい」とか「いっぱい聞けば慣れるったい」とか容赦なくおっしゃいます。中には「台湾語に声調とかあるん?」とおっしゃる猛者も。
そういう時にも私の頭の中では「違う違うそうじゃない🎵」が流れます、笑。もちろんおっしゃることには一理も二理もあるし私の才能の無さと努力不足が諸悪の根元だというのはわかってるんですが。
先日の「哪會(ná ē)」の記事で書いた時の台湾語オニコーチとのやり取りも興味深かったですよ。同じような意味の「哪會(ná ē)」と「呔會(thài-ē)」と「嗑會(khah-ē )」、実は声調も同じ。とコーチが言うのです。でもどう見ても違うので「是嗎?」と確認したら「いや、違った!」と。
いつも無意識で発音してるから同じかと思ってた!ということでした。いや、これ、よくわかります。日本人も「n」「ng」「m」という3つの「ん」は区別できるけど普段は無意識だからどれがどうとはよくわからないですよね。
ま、声調と「ん」の区別はまた別の問題ですが、とにかくネイティブスピーカーは意識せずに発音できちゃう!ということが言いたいのであります。くーっ。