パンドラバッテリー作成&旧型PSPのFW初期化方法
N00bzC+Dのチームが、Flashを破壊してしまった(既存するほぼ全ての)PSPをダウングレードおよび修理する方法とそのアプリケーション パンドラバッテリー(Pandora's Battery)を公開しました。
つまりは、FW3.71以下のPSPのダウングレードも可能です。
パンドラバッテリーは、
純正のバッテリーとメモリースティックを、
特殊な ジグキックバッテリー(JigKick Battery)とマジックメモリースティック(Magic Memory Stick)にすることで、修理できるようにするものです。
PSPをカスタマイズしている人にとって画期的なものがリリースされましたね。
■情報元: N00bz!
(アクセス多発でサーバーが落ちていますね)
■参照:
Qj.net→Noobz, C+D release Pandora’s Battery - unbricker for all PSPs
Maxconsole→Pandora's Battery - Software to un-brick/downgrade EVERY PSP - just like Sony's JigKick!
パンドラバッテリーはこちら
※これは非常に危険なものなため、使用には十分注意をはらってください。
衝撃的動画はこちらに!
リ・ボーン!!
というわけで解説していきましょう。
■ 導入するにあたっての準備物 ■
・非公式プログラムの起動できる(FW1.50もしくはCFW導入済み)旧型PSP本体
・Pandora's Battery(実行プログラム)
・スペアのフォーマットされた256MB~4GBのメモリースティック PRO Duo
・スペアの十分充電された純正バッテリーパック
・PSP FW v1.50のアップデートデータ (各自用意)
・コマンドプロンプトの知識 ※無い場合はこちら をご覧ください
・PSPを愛する心,そして勇気
※これさえ準備できれば、DGできなかったPSPもDGできるようになってしまいます。
■■■■ 導入方法 ■■■■
①旧型PSPをPC上にUSB接続(1回目)します。
②以下の操作により、メモリースティックを完全にフォーマットさせます。
アクセサリ-「コマンド プロンプト」を起動し、ダウンロード,解凍して出てきた「Pandora」フォルダ内のmspformat.exeを実行し、Yを入力し。 (通常mspformat.exeは「mspformat」フォルダにあります。)
C:\***> mspformat.exe [接続した際のリムーバブルディスクとして認識されたメモリースティックの、ドライブのアルファベット(E,F等です。 ;は不要)] と入力
※リムーバブルディスクがEドライブの場合
mspformat.exe E
※コマンドプロンプトやターミナルの操作が分からない方はとりあえず、上記画面と同じようにするため、解凍してできたpandoraのフォルダをマイコンピュータ→Cドライブ→Documents and Settingsに移動させてください。
そして 移動コマンドで(例えば[cd pandora]と入力)移動します。今いる場所に何があるかを見る場合が[tree]です。詳しくはこちら
③PCとのUSB接続を切った後、再び旧型PSPをPCにUSB接続(2回目)してください。
④メモリースティック内ms0:/PSP/に「GAME」フォルダを(CFWの場合はms0:/PSP/に「GAME150」フォルダも)作成し、中に先ほどダウンロード,解凍して出てきた中の「pandora_battery」,「pandora_battery%」,「pbfirm_install」,「pbfirm_install%」の4つのフォルダをコピーします。
⑤FW v1.50のアップデートデータ「EBOOT.PBP」を「UPDATE.PBP」にリネームし、メモリースティックのルートディレクトリ(最初のフォルダ)にコピーします。
⑥その後PCとのUSB接続を切った後、今度は旧型PSPのXMB上から
「Pandora's Battery Firm. Installer」を実行します。
画面には「Press cross to install the firmware to the memory stick.」
と書かれるので、×ボタンを押します。するとインストールが開始されます。
数秒で終了し、自動的にシャットダウンします。
これで、メモリースティックのルートディレクトリにmsipl.binというファイルが作成されています。
⑦また旧型PSPをPC上にUSB接続(3回目)します。
⑧コマンド プロンプト上からmsinst.exeを実行し,、Yを入力し。
※PSPがEドライブの場合
msinst.exe E E:\msipl.bin
⑨PCとのUSB接続を切ったあと、
バッテリーを書き換えるため、XMB上から「Pandora's Battery Creator」を実行します。
※これはバッテリー内のEEPROMを書き換えてしまい、非公式のものに変わってしまうことに注意。
操作画面に変わるので、選択してください。
×ボタン : サービスモードで書き換え。
□ボタン : 通常のものに書き換え。 ※2
○ボタン : 通常のもの+バッテリーを装着すると自動起動するように書き換え。
△ボタン : EEPROMをメモリースティックのルートディレクトリに「eeprom.bin」ファイルとしてバックアップ。
L+Rボタン : EEPROMをms0:eeprom.binのデータに書き換え。
HOMEボタン : 実行プログラムを終了。
パンドラバッテリーを全て完成させる場合は×ボタンを押してバッテリーを書き換えましょう。
書き換えが終了するとXMBに戻ります。
※EEPROMのバックアップを取っておく場合は△です。
⑩すると、 マジックメモステと ジグキックバッテリーが作成されます。
これでパンドラバッテリーの完成です。
※この両者は特殊なものに変わっておりますので、通常使用はできませんが元にもどすこともできます。
ここまでお疲れ様でした。
ここからはFWの書き換え(ダウングレード)および修理作業に移ります。
■■■■ ダウングレード&修理方法 ■■■■
① 「導入方法」で使用したメモリースティックとバッテリーをダウングレード&修理したいPSPに取り付けます。
※このとき、ACアダプターは取り付けてはいけません。
② 自動的にサービスモードで起動され、メニューが現れます。
操作画面に変わるので、選択してください。
×ボタン : ダウングレード&修理開始
○ボタン : NANDイメージを「nand-dunp.bin」ファイルとしてバックアップ。
□ボタン : 書き換えたNANDを元に戻す。
※ファームウェアの書き換えを行うため、○ボタンを押してNANDイメージのバックアップを取っておきましょう。
③ ダウングレード&修理開始した後、決心がついたら×ボタンを押しましょう。
FW1.50への書き換えは数分で終了します。
再起動した後、例の工場出荷の青画面が出てFW1.50となっていれば成功です。※1
とてつもなくお疲れ様でした。
※1 ただし、今回書き換えられたFW v1.50は、仮のv1.50です。
必ず、再びアップデートして正式なFWにするか、CFWを導入してください。
※2 今回書き換えたバッテリを標準のものに戻したい方はここで□ボタンを押すことで元に戻ります。
訂正とお詫び:
※2 ←の場所が間違っていたため、訂正いたしました。皆様にはご迷惑をおかけしました。
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