人間の身体は食べたものでできています。
すごく当たり前のことだけど、
このことを、人は忘れて生きています。
前回も書きましたが、
わたしは東京に出て来て最初の3ヶ月、ほとんど毎日吉野家の牛丼を食べていました。
人間の細胞は大体3ヶ月程度で全て入れ替わると言われています。
つまり、新陳代謝のことですが、
肌→28日
筋肉→60日
肝臓→60日
心臓→22日
骨→90日
胃腸→5日
なのだそうです。
その計算でいくと、
吉野家を食べ始めて3ヶ月後の僕の体は、
頭の先から爪の先まで全部、牛丼で作られていたことになる。
そう考えると、正直、なんだか恐ろしくなりました。
だからと言って、
身体を壊したとか、
頭がバカになったとか、
イライラが激しくなったということはありません。
マクドナルドが大好きな人、
カップラーメンが大好きな人、
スナック菓子ししか食べない人、
僕の周りにはそんな人がたくさんいますが、
虚弱体質とか、
性格が変とか、
変わり者って感じの人は一人もいない。
それ以前に、
体が弱いって人が一人もいないのです。
不健康な食生活を送っている奴の方が元気?
と、まではさすがに言いませんが、
決して不健康ではない。
持病を持っている人もいない。
その一方で、こんなパターンもありました。
大学2年生の時、
お金があまりになくて、
毎日、食パンだけを食べていたんです。
わたし、食パンも大好き。
でも、朝昼晩、食パンだけでは流石に飽きます。
でも、お金がないから食パンだけを食べる。
すると、1ヶ月もすると、体重がどんどん減って通常57キロの体重が、
52キロまで減りました。
風邪を引いて病院に行ったら、栄養失調の診断が。
すぐに実家に帰って数日静養しました。
牛丼に比べたら確かにカロリーが低いから栄養失調になるのは何となく分かりますが、
体調を崩した本当の原因は僕は別にあると思っています。
それは、一つは、
「お金がない」と、いう不安。
そして、もう一つは、
「食パンしか食べられない」と、いう惨めさ。
この二つが、僕の心と身体を疲弊させていったのだろうと。
例えば、
サッポロ一番味噌ラーメンが食べたくて食べたくて仕方がない子供が、
一週間続けて札幌ラーメンを食べた場合と、
お母さんの手作りのご飯が食べたいのに、
仕事で忙しくて作ってもらえない子供が、
仕方なくサッポロ一番味噌ラーメンを一週間食べ続けた場合。
どちらの子供の方が体調がおかしくなるでしょうか?
おそらく。おそらくですけど、
後者の子ですよね。
ちなみに、前者の子供は僕のこと。
子供の頃、父の作るサッポロ一番味噌ラーメンが大好きで、
食べたくて食べたくて仕方がなかった。
両親は、
「本当はこんなの身体に良くないんだぞ」
と、大反対でしたが、母には悪いけれど、
これが一番美味しかった。
健康であるため大切なことは、
好きな食べ物で胃袋を満たしているか?
愛情のある料理で胃袋を満たしているか?
作り手の愛情を感じながら食べているか?
毎日インスタント食品でも、それが大好きだったら。
それが、親からの愛のこもった料理なら、
それは少なくとも心にはいい。
長い目で見れば、確かに身体にどうかな?とは、思いますが、
心さえ、健康であれば、
食べることを愛し続けられるし、
何を食べても大丈夫!
そう思いますよ。