レスキュー女子es番外 『料理でコーチング』 -181ページ目

 

この小学校のママ友グループには実に多くのグループがあって、大きくわけるとこうなります。

 

 

祖父母の代から地元ママ友専業主婦グループ

 

〃      夫婦共働きグループ

 

分譲マンションや一戸建て購入でこのエリアに引っ越してきた新世代ママ友専業主婦グループ

 

〃      夫婦共働きグループ

 

 

 

 で、力関係はというと、

 

 

 

祖父母の代から地元ママ友専業主婦グループ > 夫婦共働きグループ

 

分譲マンションや一戸建て購入でこのエリアに引っ越してきた新世代ママ友専業主婦グループ>夫婦共働きグループ

 

 

こうなります。

 

 

専業主婦グループの方が圧倒的に強いのです。

 

 

ま、なんとなくわかります。

 

 

 で、この、

 

 

専業主婦グループの中でも、

 

 

中学受験を前提としているママ友グループ(お受験失敗組+中学受験から) > まだそこまで真剣には考えていない

 

 

と、なっていて、イコールそのまま、

 

 

 

中学受験前提→夫の職業が有名企業の管理職か、社会的地位の高い自営業(医者、弁護士など)、有名人など→ママたちの服装や話し方、醸し出す雰囲気がセレブ > そこまで考えていない→自由業、自営業、一般サラリーマン→服装地味。

 

 

 

と、こうなるわけです。ちなみにうちの娘がこの小学校にいたら、うちの奥さんは、

 

 

「マンション新世代の自営業の共働き。受験なんてまったく考えてないママ」だから、その地位の低いのなんのって。……ごめんなさい、わたしのせいです…。

 

 

で、最終的に、

 

 

 

 

「夫の職業の社会的地位が高いetc、有名人 の 奥様たちで子供たちの中学受験に今から真剣に取り組んでいる」

 

 

 

このカテゴリーに俗するママ友グループがPTAの役員をやっている。

 

 

 と、いうのが、大まかな構図のようで、

 

 

じゃあ、このカテゴリーの人たちは、声を掛け合って集まったのかというと、そういうわけでもなくて、

 

 

小学校入学直後、PTAの役員を立候補で決める時、そういうカテゴリーの方々ばかりが立候補した。

 

 

そういうことらしいのです。

 

 

 

そのカテゴリーに入っていないけれど1年生のときにPTAをやっていたお母さんは、たいてい1年間で辞めてしまいます。

 

と、いうか、それが普通です。

 

 

とりあえず、いつかどこかで果たさなくてはならない義務を先に果たしたかった人たちですから。

 

 

 

でも、2年続けて役員に立候補した人たちは、そういう方たちばかりでした。

 

 

だから、いいか悪いかは別として、

 

 

 

そういうママ友グループに入るべくして入ったママたちには、最初から、覚悟がある。

 

 

 

それは、間違いないのです。

 

 

 

 

PTAの仕事は大変です。

 

登下校時の見回り。

 

運動会や学芸祭など、ありとあらゆる学校行事の係。

 

それ以外にも最近の小学校は月一ペースで授業参観がありますから、そのたびに係が回ってきます。

 

不審者や変質者の情報もたくさんあります。

 

どこの場所でどういう風貌の人物が現れてどういうことをした。

 

だから、防犯のためにどうすればよいのか。

 

そういう話し合いも行われています。

 

 

 

 

それプラスの、ママ友という名の”場”です。おそらく、最初のころの力関係のせめぎ合いなんて、想像をはるかに凌ぐ戦いが繰り広げられたことでしょう。

 

 

 

生半可な気持ちではできません。

 

 

それもこれも、すべては大事な大事な”子供のため”です。

 

 

で、そういうお母さんって、みんな決まって、お化粧も服装も立ち居振る舞いもアカ抜けていて、髪型はなぜかポンパドール(さすがに最近は減りましたが)。

 

これは、わたしの思いすごしでしょうか?

 

偏見でしょうか?

 

まあ、いいです。

 

 

そこに、遅ればせながらと、黒田さんは、お仲間にいれてもらおうと、1年間ずっと付かず離れずの距離を保って根回しをしていたように知人には見えていました。

 

 

でも、普段から格好も地味だし、表情が自信にあふれている感じもしない。

 

 

「どう見ても、黒田さんとあのママ友グループの人たちとはキャラが違う」

 

 

そうです。

 

でも、黒田さんは、

 

(受験に必要な情報も含めて、子供がこの小学校で有利な立場でいられるには、このグループに入らなければならない)

 

と、思い込んでいたのでしょうか。

 

 

でも、やはり、自分には無理だいうことを1年かけて気付かされたのでしょうか。

 

 

その辺りの内情についてはさすがにわかりませんが、

 

「PTAの活動だけは、どうしてもできない」

 

 

と、いう意思表示をママ友たちにしていたことだけは確かなようです。

 

 

(ママ友なんかとつるまなくても、受験には関係なさそうだ。やっぱり、PTAに入るのはやめておこう)

 

 

そういうことに気がついたのかもしれません。

 

 

PTAママ友たちの目には、そういう黒田さんの態度は、”ご都合主義”に見えたのでしょう。逆鱗に触れたのです。

 

 

「あなた、わたしたちが1年かけて築き上げてきた関係に利権だけを求めて入ろうってんだから、それなりの覚悟はあるんでしょうね。だったら入れてあげるわよ。ハイリターンを求めるんだっら、それなりのハイリスクは覚悟しなさいよ」

 

 

そういうことらしいのです。

 

 

なんて人間関係…。怖い…。

 

 

でも、自業自得の感じもしなくはない…。

 

 

つづく

 

 

 

 

 

 

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