いじめの構造
今朝、身体障害者施設が襲われる事件が起きました。
容疑者は、
「身障者なんていなくなればいい」
そう供述したそうです。
あまりにひどい。
「他者を力で排除する」
いじめの原点と同じです。
だから、声高に叫ばなければならないのです。
いじめはダメだ!
と。
ちなみに、わたしも、障害者認定は受けておりませんが、左耳がまったく聞こえません。
つまり、身体に障害があります。
一見、わかりませんが、居酒屋やパーティー会場など、大勢の人が集まる場所では、人との会話に大変苦労します。
てか、ほとんど何も聞こえていません。
相手の言葉が聞き取れなくて何度も聞き返したり、聞き返すのが失礼かなと思って聞き流していたら、とても重要な話を聞き逃していたり。
だからと言って、
「わたし、左耳が聞こえないんです」
そう宣言して、返って気を使わせることになるのもどうかと思うので、基本的には言いません。
顔の表情や口の動き、”間”で相手のニュアンスを読み取るのです。
もちろん、外れることも多い。
でも、そういう事情を知らないまま何度かお会いしていると、
「風さん、全然人の話聞いてないよね。だってその話、こないだもしたよ」
「風さん、声大きすぎるんだよ」
「話すとき距離、近い近い」
そう言われたりします。
そんなとき冗談で、
「すみません。わたし、ちょっだけ女子なので(女子の皆さんゴメンなさい)」
そう言うと、大抵の人は納得してくれます。そのあとで、実は、と、お話しすると、
「ああ、なんだ。そうだったんだ。わかった。じゃあこっちも気をつけるよ」
そう言ってくださいます。
つまり何が申し上げたいかというと、
誰にでも、他者と同じような要素がある。
誰にでも、人と同じようにできない部分が必ずある。
誰にでもです。
絶対に!
そこに気づくことができれば、
「自分と違うので認められない」
そういう発想にはならないはずです。
気づくことができたら、自分にできていないことを否定するのではなくて、認めてあげる。
自分の嫌いな部分も認めてあげる。
だから、他の人ができなくてもそれは普通のこと。
そう思えるはずなのです。
「他者を排除する」
ことは、すなわち、
「自分を排除する」
ことに他ならないのです。
それは、あまりに悲しい。
だから、まずは、自分を認めてあげる。
「どうしても自分を認めてあげることができない」
そう感じておられる方は、どうか、誰かを頼ってください。
一人で考えてはダメなのです。
誰かに話すことで、自分の声を聞き、心の声に気付きます。
その誰かは、素敵なヒントを与えてくれるかもしれない。
人は、そのために言葉を与えられているのです。
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