環境活動の関係と建築家という立場で
今回より(①~⑩章)まで、木にこだわった想いを書かせていただきます。
少しでも皆さんに、本当の木の事を知っていただき、
将来、もし家を建てるならの場合に、お役に立てれば嬉しく思います。
・・・第1章・・・
~木材は、温度と湿度の調整機能をもっている~
家材としての木材は、切られても生きていて、呼吸をしています。
それは、室内の温度・湿度を一定の水準に保とうとする働きをもっているからです。
木の柱に触れると夏はやや冷たく、冬は温かみがあって
いつも心地よさを感じさせてくれます。
多分、触れていても皮膚温度の低下が最も少ない材料とも言えます。
特に湿度調整能力は高く、高湿度になると水分を吸収し、
一定の水準を維持する働きがあります。
正倉院の宝物が非常に良好な状態で長年保存されてきたのも、
ただ、単に校倉作りというだけでなく、実は内部において
暑さ2センチの杉の箱おかげで湿度が
一定に保たれていたことも知られています。
家づくりにおいても、無垢板材を床に使うことで
表面湿度が平均化し、ダニ、カビ、細菌類の
発生を抑える機能も果たしています。
また、木材はその多孔質さから住宅には大敵の
結露を防ぐ力ももっています。
地球の風・・(田舎建築家のコラムより)