先日京急805編成の解体をレポートしたばかりですが、なんと続いて807編成も3月18日に運用を離脱、久里浜工場へ回送されました。昨日久里浜の無架線地帯に行ってみましたが、805編成の後ろに並ぶ形で留置され、解体の時を待っています。編成は、807-1+807-2+807-3+808-1+808-2+808-3です。
京急800形は昭和53年から製造され、この805、807編成は昭和54年製。運用開始からすでに36年が経過しています。私が訪問している蒸気機関車も、製造から30年程度で廃車となったものも多く、800形も十分に使命を全うしたと言えます。おそらく生涯の走行距離は、同じ年月を働いた蒸気機関車よりも遥かに多いことでしょう。ここに来て800形の引退が加速しています。初期車の特徴である中間車改造車はこの805、807編成が最後。正面1灯、型開きドア、京急伝統のスタイルである800形が見られるのもそう長くはありません。
ありがとう!807編成。805編成と共にどうかゆっくり休んでください。
※2014年4月5日撮影