大井川鉄道に行って後から「しまった~」と思うことがしばしばあります。それは蒸気機関車や旧型客車に夢中になり過ぎ、他の車両を撮影することがおろそかになってしまうことです。
この日千頭駅発13:49の18列車に入っていたのは21001系。これは元南海の21001系でズームカーと呼ばれていた車両です。1958年(昭和33年)から1964年(昭和39年)にかけて製造され、南海では1997年(平成9年)まで使用されました。製造後なんと55年、南海引退後も16年も働いているまさに奇跡的な現役電車車両なのです。こんな貴重な車両がホームにいたにもかかわらず、撮った写真はわずかこれ1枚だけ・・・後悔しきりです。写真を眺めると、かつてはどこの鉄道でも見られた正面2枚窓の「湘南顔」、この車両が現役だというだけですごいことです。
それは福用での撮影時に通過した16000系も同じこと。これは元近鉄の16000系特急型車両です。1965年(昭和40年)製造なのでこちらも車齢はすでに48年。こちらも撮った写真はSL試し撮りのピンボケ1枚だけ・・・
そしてそれは電気機関車にも当てはまります。当日のSL列車後補機に入っていたのはE102。こちらは1949年(昭和24年)に大井川鉄道が新造したもので、車齢はなんと64年!当時の電気機関車で稼動しているものはほとんどないので、蒸気機関車以上に貴重なのかもしれません。21001系の隣りに写っている西武E31形の導入により、今後は運用を離脱する予定なので活躍する姿は貴重です。そしてこちらも撮った写真はSG撮影ついでのこれ1枚だけ・・・
そんなことを考えていると、大井川鉄道から元京阪本線の3000系引退のニュースが・・・
今回かなり反省しましたので、次回はこれらの車両もきっちりと撮影したいと思います。
今回かなり反省しましたので、次回はこれらの車両もきっちりと撮影したいと思います。
※2014年1月4日訪問