C56139清掃会(神奈川臨海鉄道本牧駅車庫) | 海水浴特急【全国保存蒸気機関車めぐり】

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全国各地470余りの保存蒸気機関車を訪ねています。現在の訪問数450機です。

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11/30(土)は、神奈川臨海鉄道本牧車庫に保管されているC56139の清掃会に参加させていただきました。今回コバQさんにお声がけいただき、木次・井倉でお会いしたポニー139さんにご承諾いただき初参加となりました。
このC56139は私の地元横浜ではずっと「幻の蒸気機関車」と呼ばれていて、その存在は知られていましたが実際に目にすることのできるのは限られた人たちでした。C56139が中央鉄道学園から横浜に来た当初から20年以上にわたり清掃活動を続けてきたのが横浜ポニークラブ。その活動に初めて参加できることは、保存蒸気機関車めぐりをしている私にとって大きな一歩なのです。

幻と呼ばれていたC56139も近年TV番組で紹介されたり、今年の5月には「神奈川臨海鉄道創立50周年イベント」でついに世間一般に公開されたのです。このようなC56139を取りまく環境の変化から、横浜ポニークラブの活動も現在では不定期となっているようです。その貴重な機会、前夜から興奮して眠れないほどでした。

開始時間30分前には現地に到着。すると駐車場に愛媛ナンバーの車が。まさかと思いましたが、降りてこられたのは木次でお会いした愛媛のKAZEさんでした。愛媛のKAZEさんも今日の清掃会の機会に、このC56139をぜひ見たいということで前夜出発され、片道800kmを一人で走ってこられたそうです。本当に驚きました。そして次にやって来たのはコバQさん。このblogにもずっとコメントをいただき、保存蒸気機関車めぐりの大先輩としてすでに全国の保存蒸気機関車をすべて完訪されているコバQさん。今回もこの清掃会に誘っていただき、感激の対面でした。そして横浜ポニークラブを主催されているポニー139さんも登場。いよいよ車庫のシャッターが開きます。

見えてきたC56139は、まさしく現役機そのものです。今日の装備はナッパ服+自前ヘルメット+ゴム手袋の完全装備です。これまでアヤしいコスプレにしか着用してこなかったナッパ服も、「今日着なくていつ着るんだ!」ということで、やっと本来の活躍の時がやって来ました。ポニー139さんに清掃方法をうかがい、いよいよC56139の清掃に取り掛かります。これまでたくさんの保存蒸気機関車を見て来ましたが、もちろん実際に自分の手でその大きさを感じるということはありませんでした。特にランボードからボイラーにのぼり、蒸気ドームのカバーを拭いた時。小型のC56とはいえ4m近くあるその高さ、そして私の両腕でも抱え切れないドームの大きさ。初めて蒸気機関車の大きさを身をもって実感した瞬間でした。C56でさえこの量感なので、大型のD51やD52はどれほどのものでしょうか。こればかりは実際に機関車の整備や清掃に関わらなければ決して解らないことでしょう。注油された足回り、完全な状態のキャブ内計器類、渋く輝くナンバープレート。いずれも清掃することによりその質感を感じられます。興奮しまくりの時間が過ぎ、あっという間に清掃会は終了となりました。

かつて車庫を遠巻きにして見ていただけだったC56139。その車庫内に入り、機関車に触れ、そして黙々と清掃する。私の鉄人生の中でも今日は大きな記念日となりました。コバQさん、ポニー139さん、本当にありがとうございました。


※2013年11月30日訪問