Ｄ５１８３８（新見市井倉洞）

山陰～山陽の保存蒸気機関車めぐり、１９機目は新見市井倉洞に保存されているＤ５１８３８です。当日開催されていた「新見もみじフェスタ」に合わせて、機関車の公開が行われました。前日の雲南市Ｃ５６１０８とこのＤ５１８３８訪問が今回の旅の大きな目的です。

Ｄ５１８３８
1943-5月：鷹取工場製番46
1948-7月：糸崎区
1957-11月：新見区
1971-4月21日：米子－岡山間お召し列車牽引
1973-4月1日 伯備線新見－岡山間さよなら列車牽引
1973-6月：浜田区
1973-12月：廃車

総社から高梁川沿いに井倉をめざします。川沿いに沿って走る伯備線は本当に風光明媚な沿線風景です。
かつてここをたくさんのＤ５１たちが疾走していたと思うと感激です。

井倉に到着しもみじフェスタの会場に入ると、山合いから「ぽぉー」っという音が聞こえてきました。
まさかと思いましたが、間違いなく蒸気機関車の汽笛の音です。大急ぎで機関車のある場所に走って行くと、そこには綺麗に飾られたＤ５１８３８が多くの人たちに囲まれていました。何という凛々しい姿なのでしょう、お召仕様を身にまといデフには鳳凰が光り輝いています。梅小路ならともかく、この山間の片隅にこのような機関車のある光景が信じられませんでした。やえもんさんが丹念に整備されてきた８３８は、御召機にふさわしい数々の装備を持っています。通常のＤ５１とは異なる他に代わるものがないこの８３８を、貴重な文化遺産として再び表舞台に呼び戻したやえもんさんは本当にすごいです。当日はやまてつさんをはじめとするみなさんも、前日の雲南に続いてイベントの応援に駆けつけていました。保存蒸気機関車に関わるみなさんの活動も本当に素晴らしいものです。これからは私もぜひお手伝いさせていただければと思います。ここを訪れることができて本当に良かったです。これで今回の旅の目的が達成できました。

※2013年11月4日訪問
※2013年訪問数 １９９機
※累計訪問数 　２５１機