歌い手活動で有名になりたい、一位になりたいと日々方法を考え行動している人も多いこの時代ですが。
友人であるぼんち揚げさん(
Twitterアカウントはコチラ)が、重要な話をされていましたので、Twitterだと電子の海に消えてしまう可能性があるので、せっかくいいこと書いてあるのだからもったいない!
ということで、彼のツイートをまとめてみました。
※蛇足ですが、一応書きますと、私とぼんちさんは、以前はミキサーとしてニコニコで活動し、これだ!という歌い手さんをマイリス一桁の誰も見向きもしなかった無名時代から発掘支援し、メンタルケアし、ランキング一位にさせるまでを何人もしたことがある過去があります。
知識として覚えておくと良いかもしれません。
以下、ぼんちさんの原文となります。
(個人的に私も特に共感する部分は赤文字にさせていただきました)
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未だに歌い手さんからミックスの依頼を頂くので、ちょっと書く。
ぶっちゃけぼんち揚げというミキサーは技術的にはとりあえずそれなりなレベルです。一応別名義を含めた専属ミキサーとしての実績は関わった方の約半数がCDデビューというもの。なんでこんなことができるかを、今日はお話する。
一定以上の知識とそれなりの技術があれば音的には僕みたいなレベルにはすぐなれます。ただ、明らかに僕以上の技術や知識を持ったミキサーさんが担当されてる歌い手さんが有名に、そしてCDデビューまでいきつけるかというと、全然そうじゃない。なんでこんなことがおきるのか?
歌手と歌い手は違います。歌手は基本的に曲と歌が合わさった商品を提供する。
歌い手は歌とパーソナリティを提供する。大事なのはパーソナリティは個性とはノットイコールということ。これがわからないとネット媒体では勝てない。
では、ここでいうパーソナリティとは何かというと「身近さ」です。この辺りはかつて小室哲哉さんがやっていたプロデュース手法を、あるいはブラック・ビスケッツあたりの企画を参照いただければ、分かる人は一瞬でピンと来ると思います。
パーソナリティを売る手法はいろいろありますが、ネット媒体にて有効な手法は何かというと「メジャーに目もくれず、マイナー好きの俺が見つけた・育てた」という自尊心や欲望をぶっ叩く方法です。細かい方法は省きますが、まずはターゲットを絞って狂信者を作ることが何よりも重要です。狂信者を知名度がほとんどない時代に作っておくと、いざ一つの動画がドカンとヒットしたときに彼らは『自分の目(センス)に狂いはなかった』というカタルシスを得ます。その結果、ますます広報してくれることになる。また狂信者は狂信者を呼ぶ(マジで)ので、次作以降の初動は段違いになります。さて専属でないと伸ばせない理由がひとつあります。まず、作品クオリティを追求する以外の目的で、いろんなミキサーさんにちょろちょろ行く歌い手さんは、まぁ恐らく売れない理由を自分の能力以外に転嫁しているだろうし、そもそも希薄なコミュニケーションしか取れない歌い手さんに熱を持てはしない。
そもそも一緒に音楽を作っているという自覚がなさそうです。押せば出る自販機じゃないからねー。自販機はお金もらえるけど、ミキサーはもらえないからねー。歌い手さんからもらえるものといえば、熱意だったり、喜びの反応だったり、そういうものしかないわけです。
自販機にお金入れないとジュースが買えないのと一緒で、熱意なんかを入れてくれないとまず何もしたくないよね。今まで僕がプロデュースして実績を上げた子は例外なく自分の歌にそんなに自身がなかった子ばかりでした。そういう子にまず具体的にその子の持っている強みであったり、個性であったり、あるいは弱点であったり。とにかくいいところは褒める。そうしてまず勘違いレベルの意識のズレを作っていく。
そして、丹精にに時間を込めたミックス音源を作り、聞いてもらう。想像してほしい、自分の美貌に自信を持てない隠れ美人を発掘して、言葉巧みにちょっとずつ自信の芽をもたせ、その自信をホンモノにしてもらう。その気になりかけたところで、自分の能力の価値を自覚してもらう。
ミックスはお化粧であり、スタイリングなんですよ。ただそれが本当に活かされるのは本人の無自覚から引っ張りだして覚醒させるときのみ。「私ってこんなに綺麗になることができるの!?」この驚きが、何よりの活力になる。
ミックス音源の完成は、最終的に歌い手さん自信の意見を取り込んで完成させる。そうすることによって、僕はその方の意識のフォーカス部分を確認できるし、作品自体も本当の意味で歌い手さんのものになる。一定上の能力を持った歌い手さんと、一定上のミキサーと、適切なプロデュース方向、そしてさっき書いたようなメンタルコントロール。これが揃えば、誰にだってできることです。
逆を言えば、今のニコニコ動画では天才とハイレベルの組み合わせか、さっきの組み合わせしか売れないとも言えます。で、たいていの人は天才ではないし、ハイレベルなミキシングを施してくれる人ともなかなか巡りあえないだろうから、確率的には後者のが高いし、有効だねというお話。
ちなみにメンタルコントロールが非常に大事で、一番効果的なのはさっきのような意識のズレから確定させる覚醒手法なんだけど、日々の振る舞いかたや広報活動まで僕は指導してました。ただ、その指導も本人の意思で最終的に選択させたように思わせるようにします。
欠点としては、天狗になる子が結構いること。基本的にパーソナリティで売れなくなると、魅力はなくなる。にもかかわらず、そこを蔑ろにしだす方が結構いました。まぁ魅力がなくなっても、有名になってしまえば惰性で売れるので僕が何を言っても聞かなくなったりもするんですけどね。このあたりは結局個人の資質の問題だと思っていて、最終的にそういう子はどっかで大きな失敗をやらかすだろうし、僕も心のなかでは『お前程度の才能で慢心してたら大して価値なんてねーよ』と思ってるので、もはやどうでもいいのです。死にたい奴は死ね。
謙虚になんてならなくていいんですよ、ただ自分の能力を過大評価して尊大になるのだけは見てて心底気持ち悪い。いつになっても冷静に自分の能力の相対的な位置を、強みを、あるいは弱みを自覚しておかないと。そうじゃないと何やっても成功できないし、成功できてもすぐに死ぬ。
新参がランキングに入るのが不可能レベルの今のニコ動であっても、僕は数ヶ月以内に人気歌い手にさせられる自信があります。ただ、何も返ってこないんですよ。熱意や喜びだけを糧にしていも、やがてそれすらも渡されなくなるんですよ。僕が歌い手に絶望してミキサーやめた理由がこれです。
まぁ、個人的には売れてもそんなに面白いことってないと思いますけどね。まずお金にならないし。結局マネタイズはプロデュースのやり方で決まるし、今やってる人たちがやれることってせいぜいレーベル通さずにCDやらDVD売ることぐらいじゃないですかね。微妙な儲け。
単純に歌い手の金儲けで考えるなら、数カ月前からDTMを始め、アドバイスを受けつつ、「みなさんのおかげでCDがリリースできました!」って満面の笑みで、ゴーストライターに作らせた曲をCDで売るとか。えげつないけど効果的だと思う。こんなんなら何十個でも思いつく。
と、そんなわけで同時にいろんな人にミックス依頼爆撃するような歌い手さん(5分違いで名前だけ変えた文章が知り合いにも来てたw)はスルーでございます。ちなみに今まで一番ひどかった依頼メールは、名前が間違ってましたよ。まったく違うミキサーさんだったね^^ ちょっとは考えようね^^
『一位とりたいんです。そのためにあなたの力が必要なんです。お願いします』くらいの熱意をぶつけてほしい。そんなん送られたら濡れるわ……w -----------------------
以上、紹介となります。
赤文字ばかりでわろたwお互いに無名でどちらかというと自信がなくて後ろ向きだった(でも秘めた才能はすごい)子ばかりを相手にしてたので大変でしたねw
名前は出しませんが、当時関わった子の殆どが今でも有名歌い手(一部プロ)などで活躍しております。
有名になったり、少し売れてきた頃に声をかけ擦り寄ってくる自称Pさんは、はいて捨てるほどいますが、
誰も見向きもしなかった時代から育て上げ、有名にさせられる能力を持つ人は一握りもいません。
そういった比率で分析すれば、ぼんちさんの成功率やメンタルケアまで考える姿勢とノウハウを持つ人材は今のニコニコをもってしても10人いるかどうかだと思います。
そうした貴重な人材からの貴重な知識。
意味はわからなくてもいいからとりあえず頭に入れとけー!
と、個人的にはおすすめする知識です。