再度の熊本の地震、被災している方々には心よりお見舞い申し上げます。

最近は殆どテレビを観ないのですが、たまたま観た時にこんな話がありました。


「地震が来た時、これは逃げなければ!と思ったが全く身体が動かなかった」


そしてこの男性は逃げることが出来ずに潰れた家の中に閉じ込められてしまったのです。

消防の方が危険を顧みず家の中まで入ってきて救助。

「感謝してもしきれない。本当に感謝している」

と仰っていました。

隣で娘さんが泣いていました。


何という強運でしょうか。


そしてこの方は教えてくれました。


人は恐怖で動けなくなる。


剣護身術では教えています。

「想定外を想定内にする」


心構え。そして実際にシュミレーションすること。


子供の頃は避難訓練と言ったって「こんなのやったって何になるんだ」と思ってました。

バイト先での避難訓練だって、形だけやってる感満載でした。


しかし今の時代は違いますね。

福島では自発的に避難して全員助かった子供達がいる。


どれだけ多彩なシュミレーションをしておくか。

防災も、護身術も同じです。


どちらも命に関わる事ですので、身体が硬直する方が当然、と考えておいていいでしょう。

さてここからが問題です。


不思議な事に、厄災は思っていた様には来ないみたいです。

これは私の経験からそう思うだけですが。


思ってもみない形でやってくる。

ならその時どうするか。


私の答えは


死ぬ覚悟を決める。


です。

私の熊本の友人は

「今度こそ死ぬかもしれない」

と覚悟したそうです。


理想は

「ここで死ぬのもよしとする」


という事でしょうか。

人の死は自分が決める事ではなく「天」が決める事です。

しかし最後まで生きようとするのが全ての生物の在り方ですので、その在り方は揺るぎません。


「ここまでか」

ではなく「良しとする」まで持っていければ、

今までの全ての事に感謝できる。

「ありがとう」と言って死にたい。


これは私が望む死に方です。


逆にパニックになって、

何がなんだかわからないまま〜

恐怖の中で死を迎える、

それは嫌ですね。


我々は死に向かって生きているわけですから、

その「時」は選べなくても、

死に際の自分くらい選びたい。

だから今日をどう生きるかがあるんだと思います。



さて、タイトルの「緊張を解く練習」。

どうやってやりましょう?


1番は「緊張の中に身を置く」という事でしょうか。

敢えてその状況を作り、緊張状態の時に己を訓練する。

緊張している時は、その対象について上手くやろうとかそういう方向に気が向きますが、そうではなく「この緊張状態をどう解くか」というところに意識を向けて色々やってみる。


これは敢えての状況を作らなくても

意外とあるものですが、


先日この話を道場でしまして、

近くに壮年の方がいらしたので

「おじさんになると図々しくなるのであまり緊張しませんかね?」と聞くと


「おばさんもよ!」


とあちこちから声が上がりました笑。


なるほど。

それなら自分の怖いことを敢えてやってみる。


私は高い所が苦手です。


仕事で高い場所に行った時、試してみました。

股間に力が入らなくなり、ゾワ〜ってなります。

何度やっても同じです。

でも、作業に夢中になると忘れます。


昔親方に「夢中になるなよぉ〜」と声をかけられてハッとしたことがありました。


危険を感じている方が安全だ、という意味なんですね。


程よい緊張感。身体が固着しないこと。

身体から緩める。

意識をずらす。


例えば「護身の時」は

⭐️相手の次の動きに集中する。


地震で揺れたら

⭐️ドアまで這ってでも行く。

もしくは揺れが収まるまでの間に避難経路を頭に描く。


と、恐怖から別のところに意識を持っていければ、

冷静な判断が可能になってきます。


「恐怖の対象に意識を向けず、

次の行動を考える」


稽古の時ならば敢えて恐怖を感じるシチュエーションを作ってみる。


私が今やろうとしているのは、

本物に近い模擬ナイフで練習する事。

打撃であれば、よりリアルに殴ってもらう事。


これ、攻撃側のスキルが問われるんですよね。

上級者向けの練習になります。


こちら側は、よりリアルな想像をして挑む。

練習だと思わず、本当だと思って練習する。


お互いの承認の元に行う必要があります。

人を選びます。


こんな風に、色々工夫しながら、

たまには緊張感のある練習もいいですね!


勇気MAX!